見出し画像

「本夕から急激な円高147円台⇒144円台、日経先物も550円安。心配はないわけではないが、これも浮き沈みの一種」

円安144円台

本日12/7夕方より、144円台の急激な円高に振れています。

上記日経に依れば、植田日銀総裁の来年の金融正常化、マイナス金利解除へ向けての発言などの影響か、とのことですが、
それだけのことであれば、それも既に予想の範囲内の話です。
また、米国株先物やVIX指数などを見ても、変わっている風には見受けられませんので、大きなインシデントが原因ではないのではないかと思います。

再び(再三ですが)為替について

為替についてですが、本日12/7、シティーグループ証券の高島修氏がロイターに寄稿していましたので、これも参考になるかと思い引用します。

この中で、高島氏は、
米国の金利低下、原油価格低下から円高になると言っています。ただし、もろもろの要因でそこまで急激に金利低下もせず、原油価格も下がりそうにないので、当面短期的には円安状況が続くと言っています。
そういう意味では、米金利と原油の二つは本日時点で低下と言えば低下してるので円高に振れたのかもしれません。
また、高島氏は、そうそう米金利も低下一方というわけにはいかず、原油も同様であるので、円高も昨年(130円くらいまでなった)ほどにはいかないだろう、あと5円くらいがいいところかもしれないと、結論で腰砕けています。

という文脈からみると、やはり円高というのはなかなか進みそうにないということです。
もちろんわかりませんが、どうも私には円高の蓋然性は低いと思われます。

これも浮き沈みの一種

今夜の米国の市場の情勢にも依ると思いますが、
明日の市場は、これだけの円高144円台であれば、日経の先物(12/7、21時くらいで)が32300円で本日の現物の終値の560円安ですので、かなり下げることになるでしょう。
ただ、これもいわゆる浮き沈みの一種である可能性が高いと思います。
こうやって、為替に影響を受けながらも日本株はしぶとく前進、市場形成していくと思います。

これまでにも申し上げましたように、相場の転換点に来ていることはありますので、今後の金融情勢にも十分注意していく必要があります。
逐次、本コラムで論じていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?