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「中長期投資の視点:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)の不動産部門を率いるジム・ガーマン氏『今年は米国商業不動産に積極的に投資する』、また過去三か月日欧の不動産に資金を向け始めたと、、、(ロイター)」/日本リートが日本株と逆に安値を付けているが買い時が来ているかもしれない。

ロイター記事:ゴールドマン資産運用部門、米商業不動産の積極投資再開へ

本日のロイターに「ゴールドマン資産運用部門、米商業不動産の積極投資再開へ」という記事が出ました。

「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)の不動産部門を率いるジム・ガーマン氏は13日、米国の商業不動産市場について底を打ちつつあると指摘し、今年は「積極的に投資する」姿勢を再開すると明らかにした。」
ということです。

良くなかった米商業不動産に投資家の目が向き始めた?

米国の商業不動産は、コロナ以来あるいはその後の利上げ局面で良くない状況を続けていました。
昨年の米銀危機の中でも商業不動産への融資の焦げ付きなどがいろいろと噂され報道にも漏れて来ていました。
しかし、そういう状況もあるいは過ぎて、下げ止まり始めて次の投資案件として浮上してきているのかもしれません。
事実記事には、ジム・カーマン氏は、
「買い場が到来したと認識。その理由は金利低下見通しに伴う市場の底打ち感と、買い手が設定する個々の物件の価格も下げ止まり始めているからだ」と言っています。

そして日欧の不動産にも、、、

そして記事中にはさらに注目すべき情報として、
「ガーマン氏は、GSAMが既に過去3カ月で欧州と日本の不動産向けにより多くの資金を振り向け始めたとも明かした。」
としています。

このことの意味は十分検討するに値します。
もちろん、投資の世界はブラフ情報の宝庫ですから、それを承知で検討する必要がありますが、
実際東京のオフィス事情を見ていてもリモートを止めてあるいは縮小して効率のためクリエイティブな仕事のためオフィスへ回帰している雰囲気は感じますし、
都内を散歩していても森ビルの虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズなどの機能性やテナントの状況、そしてミーハー的なものを含めた人出を見ていると、やはり都心のオフィスは魅力的なものがあるとも感じさせられます。

相場を見ても、ガーマン氏の態度を見てもリートは買い時になり始めているかもしれない

そして、以前に記事(下記参照)にしましたが、日経平均が史上最高値を付け4万円を超える中で相場は、相対的に株への投資妙味は薄まっているとともに、株への熱が冷めやらぬ中にいるようです。

繰り返しますが、私は中長期的に日本株はまだまだ投資妙味があると思っていて現物の不動産投資も検討(下記記事参照のこと)しましたが、上記記事でも申し上げたように、相対的に日本不動産にも目を向けるべきとの考えを持っていて、上記記事中でも日本のリートへの投資も考える価値があるとの意を記しました。

そういう意味で、
三か月前から日欧の不動産に投資を始めたゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)の不動産部門を率いるジム・ガーマン氏と同様のスタンスを持っていますし、事実私は今年に入ってリートへの投資を繰り返しました。

ジム・ガーマン氏が本気で言っているとすれば、ガーマン氏の記事の5日目の3/9に私がリートが買いかもしれないと言ったことと良い整合を得ており、非常に嬉しいものがあります。
リートは本当に買い時になり始めているかもしれません。

いずれにしても時がその認識の正否を判断してくれるでしょうが、こういう視点も一考に入れながら投資を考えていくということが大事だと思います。

不動産については、今後も視点として取り上げていきたいと思います。


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