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「次はこうなる/グラフで読み解く相場の過去、現在、未来」ICI.出版 市岡繁男著・・・書評

 個人投資家が相場のマクロ動向を知っておくために置いておくべき座右の書とでも言うべきものです。

 昨年2021年12月の刊行で、その時点までの、株式、マネー、金、原油、商品(作物)などなど種々のマネーに関わる長期の動きをグラフ化して、分かり易く紹介してくれている。
 著者は、1981年三井住友信託銀行を皮切りに資産運用をしてきたプロ中のプロ、市岡繁男氏。
 これまでも、会社べったり人間から距離を置いてきた氏ならではの相場観で大波乱を言い当ててきたとのこと。

 たしかに、非常に分かり易くグラフを用いて、暴落現象を説明してくれて説得力がある。
 今後もこのデータを座右にして、中長期の波乱要因をシビアに見ていこうという気がする。

 ただ、(まだわからないが)昨年末発行時点で予想した本年2022年半ばでの株式相場暴落はまだ起きていない。

 これだけのものを1、760円は安いと私は思う。

 


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