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「1ドル149円台に戻る。そう簡単に長期金利低下、ドル安ということにはなりそうにない」

1ドル149円前半

昨日のニューヨークで為替は、1ドル149円台前半に戻ったようです。そうそう円高にならなかったようです。

新規失業保険申請件数予想以下

上記記事によれば、
「米労働省が22日発表した11月18日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は20万9000件と前週から2万4000件減少した。市場予想は22万6000件だった。」
ということで、
米長期金利も上がらず下がらず、株はダウ、ナスダックとも上げ、為替は、総じてドル安、その中ではユーロが0.24%安、英ポンドは0.37%安、円は0.82%円安と最も安めに振れたようです。
ここまで円が最も高めに振れていましたので、安めに戻るのも大きいということなのかもしれません。

気になるのは、欧州金融不安か

また、少し気になるのは、日経が下記記事を掲載していますが、欧州の金融不安があります。

これは、金融引き締めを続けていくと必然的にと言えるほど起きる、金融機関の焦げ付きなどによる不良債権増でしょうが、今春の米シリコンバレー銀行破綻に発する米国のケースと類似のものかもしれません。
欧州の場合、米国ほど景気が良好ではありませんのでもし金融不安が起きればそこそこのものになるかもしれませんが、危機管理としての欧米日の中央銀行の協調は揺るがないと思います。

それにしてもうまい、米国の金融経済運営

近々で景気後退リスクを感じさせる経済統計が続いていた米国ですが、昨日は、雇用情勢として強めの、予想を下回る「新規失業保険申請件数」が発表され、やはり米国の景気の強さが示されました。
金融経済運営において、上手くコントロールして進められてきている、ということでしょうか。
米政府と金融政策を司るFRBの連携というのは、世界で突出した実力が有るということなのかもしれません。
ただ、これは軍事力はもとより、世界の実力者である国際金融スジとの丁々発止の駆け引き力なども含めたものでしょうが。

年末へ向けた市場の成り行きには、興味津々、、、

今年もついに感謝祭までたどり着き、クリスマスの後は米欧の投資家は休みに入るので年末まで正味で一月です。
11月になり、大きく戻した株価がどう推移していくかは、来年を占ううえでも非常に重要な一月になるでしょう。
FRBや日銀の金融政策、国際金融スジの動きなど、当たらないかもしれない私の勝手な予想なども引き続き述べさせていただきながら、しっかりと注視していきたいと思います。

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