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ブリッジSEからフロントSEへの移行? ベトナムオフショアが今後目指すべき形

RIKAI TALK SHOWは2019年に初めて開催され、社内の社員を対象にしています。具体的な内容としては、I Tに関わる先端技術やトレンドなど様々な課題を話し合うプログラムになっています。このRIKAI TALK SHOWは、今年初めて社外の人も参加できるようになり大いに盛り上がりを見せています。
近年IT開発に伴う人件費等のコストを、大幅にカットできるベトナムオフショアが注目されています。それに伴って、ブリッジエンジニアからフロントエンジニアへの移行も求められています。今後ベトナムオフショアのあり方はどのように変わり、何を目指していくべきなのでしょうか。

ベトナムでのブリッジエンジニアの現状

企業のグローバル化が進む中で、ブリッジエンジニアは増加傾向にあります。中でもとりわけ人件費が抑えられるベトナムオフショアは今後も拡大し、それに伴ってブリッジエンジニアのニーズも高くなると予測されます。
ただし、通常ブリッジエンジニアは日本国内での活動がメインであり、オフショア先とコミュニケーションを取る際は主にビデオ会議システムを活用します。今後は、よりオフショア先と密接に関わっていくエンジニアが必要とされています。

ベトナムエンジニアの特徴

ベトナムではIT教育が盛んであり、グローバルに活躍できるエンジニアを多く輩出しています。プログラミング能力が高いだけでなく、英語や日本語など外国語学に精通した人も多いため、オフショア先としても大きな戦力となります。
ただし、それですべての溝が埋まるわけではありません。ベトナムオフショアのエンジニアとより円滑なコミュニケーションを取るため、橋渡し役であるブリッジエンジニアは、より現地のエンジニアと深く関わることができるフロントエンジニアに移行しつつあります。

ベトナムオフショア今後の動向

今後ベトナムオフショアでは、国内を拠点として活動するブリッジエンジニアから、日本とベトナム間をシームレスに行き来して仕事ができる、フロントエンジニアに置き換わると予測されます。
ベトナムオフショアにおけるフロントエンジニアには、いわゆる「プロ以上」のレベルが必要とされるでしょう。主要プログラミング言語である「JavaScript」や「Python」、ウェブ開発で用いられる「HTML」や「CSS」といった言語に精通している必要があります。
加えて日本語・ベトナム語に関してもプロレベルの会話・翻訳レベルが必要とされます。日本だけでなくベトナムでも開発作業に携わることになるからです。フロントエンジニアは、クライアントに解決策を提示できる必要があります。そのためインフラや開発チームの構築等について、アドバイスできるだけの言語能力が求められます。

まとめ

IT業界の人材不足やコスト問題を解決できるベトナムオフショアは、今も拡大し続けています。業種の理解を深め、技術を向上させ、ITコンサルタントとしての能力を磨きましょう。それにより、ベトナムオフショアにおいて必要不可欠な「橋」として、大いに活躍できるようになるでしょう。
RIKAI TALK SHOWでは、多くの課題に対して様々な観点から解決策を見いだす議論が行われています。社外からでも参加することができるため、次の機会にRIKAI TALK SHOWに参加してみるのはいかがでしょうか。


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