【神回】鵺の陰陽師39話感想

サブタイトルは「学郎の選択」。

◆鵺さんの三択

 何度でも言います。今回はガチの神回です。

 前回盡器が壊れたかと思いきや、謎空間に吸い込まれた学郎。
 鵺さんが提示した3つの選択肢は、ズバリ新たなチカラの種類。本来盡器の能力は選べるようなものではないが、学郎は鵺さんと契約している特殊ケースなのでこのようなことが起きている(因みに学郎が普段使っている盡器が『鵺さんの由来のもの』とはっきり明記された。つまり学郎由来の盡器もあったり……?)。
 しかし3つの能力はどれも強力だが、強力すぎて2つは今の学郎には扱えず、どころか自滅の危険性もある。そしてハズレがどれかは分からない。かなり危険な賭けで、一応パスすることも可能。けれど今のままではレベル3には勝てないと悟り、迷わず能力を選ぶ学郎(この際左目が黒く光っていた。明らかに異質)。

◆覚醒。新たな霊衣と師匠の技

 見事ハズレ込みの3択で正解を引き当てた学郎は、新たな霊衣(黒コート)を纏いレベル3の攻撃を跳ね除ける。ついでに欠損も再生済み。

 このシーンは読んでる最中に声が漏れてしまった。覚醒展開はずっと待ち望んでいたけど、自分なりの予想で「今までの霊衣は未完成で、完全な状態は厨二前回の黒コートになる」と思っていたからだ。要望100%のモノがお出しされたら声の一つや二つ漏れてもおかしくない。

 更に更にこの直後、学郎は警戒するレベル3に対して「ゼノブレード」を発動。無数の斬撃でレベル3を切り刻む。この技(盡器)は鵺さんが使っていたもので、師の技を受け継ぐ超王道展開。まるで覚醒シーンの教科書だった。

 その後ゼノブレードの斬撃で拘束されていた四訥を解放し、彼女がレベル3の腕を抑えている隙に学郎がトドメの一撃。長かったレベル3戦が決着を迎える(合併号込みだと二ヶ月弱戦ってた)。

◆まとめ

 カタルシス満載の盛り上がり回でした。

 鵺の陰陽師ってこれまで明確に魅せる盛り上がり所ってあんまりなかった印象ですが、39話はターニングポイントと言っても差し支えないくらい印象的な回になったと思われます。

 しかもこのあとレベル4や兵一参戦も控えているのでまだまだ勢いは止まりそうにありません。唯一不安なのが掲載順ですが、今期は大丈夫なので今からまたアンケートを出せば間に合うと思います(入稿遅れ説もありますが、アンケート出すに越したことはない)。

 とにかく今回の覚醒回は少し停滞していた最近の流れを吹き飛ばすパワーがあったので、川江先生には体調を気をつけつつ来週以降も頑張ってほしいです。

 それではまた、次の更新で。コメントは常にお待ちしています。

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