鵺の陰陽師50話感想

 サブタイトルは「形見」

◆祝! 巻頭&表紙カラー獲得!

 誰も予想出来なかった事態が起きています。なんと鵺の陰陽師が前評判を覆して一周年巻頭カラーを獲得。ファンもアンチもビックリです。

 最近の掲載順だと周年巻頭は九割無理だと私も考えていたのですが、残り一割を掴んで読者を振り回すのが如何にも『鵺』らしい。

 何はともあれ川江先生、及びアシスタントや編集さん、一周年おめでとうございます!

◆動き出す物語


 肝心の本編も長めの修行パートが終わり、ようやく本筋が動き始めました。

 まずは周防先輩。前々から示唆されていた許嫁の素顔が明かされ(爽やかな文系メガネイケメン)ると同時に、学郎が先輩へ渡した誕生日プレゼントが許嫁の形見であるリボンと被ってしまいさぁ大変。

 メタ的な目線になりますが、ここで許嫁の素顔をわざわざ明かしたので今後何らかのカタチで再び先輩の前に現れる気がします。コピーか遺体かは分かりませんが、それが今章における重要なターニングポイントになりそうです。果たして先輩は過去とどう向き合うのか、注目です。


◆レベル4襲撃


 そして誕生日プレゼントの件が起きた直後、遂にレベル4が学校を襲撃。村編と同じく特殊な結界を展開され、外部との連絡は不可能。自力で転移門を潜って脱出し、狙われている祭祀刀を守りに行かねばなりません。

 この時学郎が一撃でレベル3を真っ二つにしていたのが成長を物語っています。長らく隠されていた盡器の名前『常闇銀』も先週明かされたばかりなので、各メンバー含めて修行成果のお披露目が今から楽しみです。

 そして襲撃本命の相手は当然レベル4。
 依子という名前らしく、以前レベル4会議で会社を経営していると言っていた女の幻妖。短い出番ですが既に特徴的で魅力がありそうです。そんな彼女と戦うのはシトツと代葉。王道の「ここは任せて先に行け!」で学郎と先輩を転移門まで先に向かわせました。

◆まとめ


 久々に展開が動いて面白くなりそうです。そして巻頭カラーがデカすぎる。掲載順が低いと打ち切りに怯えて、読む際に余計なノイズが入るタイプなんでありがたいです。もちろん100%安心というワケではありませんが(過去には巻頭カラー直後に打ち切られた作品もある)、前例が昔すぎて参考にならないので問題ありません。

 ただ今後、2周年の壁を越えられるかどうかは全くの未知数。ファンは変わらずアンケートを出し続けましょう。とは言え次の打ち切りレース開始まで純粋に作品を読める環境も貴重なので楽しむことも忘れずに。

 今回はここまで。次回は念願の巻頭カラーなので必ず更新します。それではまた来週。

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