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我を忘れる#1

つまりは、
いかにフラットにするか、
湧き上がる感情を。
一瞬でもよいので忘れてしまうこと。

これを合法的なやり方で何かないかと
ここ数十年探しているし、取り組んでいる。

アルコールを飲むと充分に忘れられる時もあると、成人してから思ったが、
こうなるとずっと飲み続けてしまう。
(実際飲み続ける時もあった。)

マインドフルネスの、
我、今ここにあり。
今この瞬間に。
というものに通じるかはわからないが、

とりあえず、
苦しい感情を(逃れられないが)一旦は忘れて
無の境地に入れないか、といつも考えている。

仏教の教えの四苦八苦とは本当にそうだと
思うし、何度も出家しようかとも考えた。

しかし、日常生活で何かできないか。

そう思いながら歩いていた。
いつのまにか歩くことを常日頃続けた。
そうすると歩く行為に自然と集中する。

ウォーキングも一種の瞑想だと話す人もいるが、
私は「ウォーキング」ではなく「歩く」のだ。
速度は関係ないし、途中で立ち止まってもよい。

歩く行為に集中するまで、
歩く。
自分がもつ2本の脚を交互に前に出す。
呼吸をする。吸って吐いて、吐いて吸って。

周りを見渡す余裕も出てくると新たな発見があったり、自分ばかりではないと思えたり。

いつのまにか、苦しい感情に振り回されることなく過ごせる時間ができる。忘れている。

その日々を積み重ね、感情の波がフラットになってきた。

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