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3分で読めるエブラハム・リンカーン~世界の伝記⑤~


リンカーンは奴隷解放を行なったアメリカの第十六代大統領。

自由と平等の国、アメリカに生まれたことを誇りに想い、その理想を命をかけて守り抜いた

読む前は名前しか聞いたとこがなく、アメリカの元大統領ということも知らなかった。


あらすじ

・1809年アメリカ・ケンタッキー州の田舎にある丸木小屋で生まれ、2歳上の姉がいた

・両親は貧しく、まだ他の人が手を付けていない土地を切り開く開拓者で、あまり作物が実らないとまた新しい土地へ行って畑を作らなければならなかった

・7歳のときに一家でインジアナ州の開拓地ビジョン・クリークへ移住し、9歳の時に母親が当時流行していたスネークルーツという毒草を食べると高熱を出して口の中に白い膜が出来て食事が出来なくなる病気「ミルク病」になり亡くなる

・10歳のときに新しい母親と連れ子の3人兄弟が増え、家族の明るさを取り戻した

・19歳のときにビジョン・クリークで一番の大農場主ジェイムズ・ジェントリーに雇われ、この土地でとれた農作物を船に積んでミシピッピ川を下りニュー・オーリンズへいく

・21歳のとき一家はビジョン・クリークから300キロ離れたイリノイ州へ移住する

・22歳のとき一家はコールズへ移住するが、両親の元を離れて自立するためリンカーンはイリノイ州に残る

・また荷物を運ぶ仕事で2度目のニュー・オーリンズへ向かうが、その頃アメリカ南部の人口の3分の1は黒人の奴隷だったこともあり、人間が人間(黒人)を売る「奴隷市場」を見て衝撃を受ける

・南部の州の多くには奴隷を財産として認める「奴隷制度」があり、アメリカ合衆国では奴隷制度を禁止する法律はなくそれぞれの州に任されていた

・南部では綿やタバコを広い畑でたくさん獲るために奴隷達を使っていた

・ニュー・オーリンズからイリノイ州へ戻り、ニュー・セイラムの町で雑貨店を任される

・23歳のときオリノイ州の州議会議員に立候補するが、落選し、雑貨店が潰れて借金が残りニュー・セイラムの郵便局長になる

・25歳のときに再びイリノイ州議会議員に立候補し、見事に当選し27歳で弁護士の資格を取得する

・34歳で大金持ちの娘メアリートッドと結婚し翌年に長男が生まれる

・37歳のときに州から選ばれ、アメリカ合衆国全体の政治をする連邦議会の下院議員に当選する

・51歳のときに共和党全国大会で大統領候補に指名され、第十六代アメリカ大統領に当選する

・その頃南部の7つの州はリンカーンが大統領になったことに反対し、アラバマ州のモンゴメリーに首都を置き、勝手に別の大統領を立てて戦争の準備を始めていたがワシントンで大統領就任式が行なわれる

・1861年、南北戦争が始まる

・54歳の時に「奴隷解放」を宣言する
「合衆国において奴隷にされている全ての人々は1863年1月1日からのちは永久に自由で、合衆国政府は責任を持ってその自由を認め保護する」というもの

・ペンシルベニア州のゲティスバーグ丘でジョージ・シード将軍率いる北軍とリー将軍率いる南軍が3日間戦い、北軍の勝利に終わった

・ゲティスバーグの戦場跡で、後にアメリカ民主主義の精神を示す歴史的な文書となった「人民の人民による、人民のための政治・・・」の演説を行なった

・56歳の時に2度目の大統領に就任する

・1865年、南北戦争が終戦する

・妻と劇場で芝居を見物中に南部暗殺段の俳優、ブースに頭をピストルで撃たれて翌朝に息を引き取った


・アメリカと自由と平等を守り、奴隷解放の父となったリンカーンはいつまでも世界の歴史に輝き続けている



学んだこと・感じたこと

・今まで読んだ歴史上の人物は勉強熱心で学歴が高い方が多かったが、人生で大切なことは学歴ではないと感じた

・奴隷ということが何故あるのだろうと疑問があったが、昔は奴隷制度は法律で禁止されておらず財産として認められている地域もあったということを知れた


行動すること

・リンカーンの演説を調べる
・南北戦争の知識を深める
・暗殺の事件をもう少し詳しく勉強する

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