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人生が豊かになるツール 『BUCKET LIST』とは?

あなたは、『BUCKET LIST』(バケットリスト)という言葉を聞いたことがありますか?
これは、死ぬまでにやりたいことをリスト化したもので、アメリカのスラング“kick the bucket(死ぬ)”という熟語からきた言葉です。
日本語では、棺桶リストと呼ばれているようです。

2007年に公開された映画『最高の人生の見つけ方(The bucket list)』では、大病を患い余命宣告を受けた主人公2人が、バケットリストに基づき、後悔のない残りの人生を送る旅をしました。この映画がきっかけで、『BUCKET LIST』は一躍有名になったようです。

私も『BUCKET LIST』を作ってみましたが、作る前と後では、人生の満足度が大きく変わりました。本記事では、『BUCKET LIST』の魅力について詳しくお伝えさせていただきます。

1. 『BUCKET LIST』のメリット

死ぬまでにやりたいことを書き出し、リスト化することで、自分の本当の気持ちに気がつくことができます。本来であれば、誰もが「こうなりたい」「こんなことをやってみたい」という欲望を持っているはずです。ですが、目の前の仕事や家事など、やるべき事に追われるうちに、見失ってしまうのです。よく、キャリア相談を受けている際にも、

「自分が何をしたいのかわからない」
「このままの人生でいいのか不安」

といった声を頂きますが、まさに自分の本当の気持ちを見失っている証拠なのです。
あなたの人生は、何を達成できていたら、充実していたといえるか?それを見える化したのが『BUCKET LIST』です。
夢や目標見える化することで、それがモチベーションになりますし、達成できた項目が増えれば増えるほど、人生の充実度が増します。

また、仕事が忙しくなった、など夢や目標を見失っても、また見返して思い出せるということも大きな利点です。『BUCKET LIST』は人生のコンパスとも言えるのではないでしょうか。

2. 『BUCKET LIST』の作り方

準備するものは、ペンとノートのみ。要は、リストを記録して見返せる状態にしたいだけなので、wordで作っても構いません。

『BUCKET LIST』を作る上で大事なことは、
おバカな欲望もどんどん書くこと。

「こんなのできるわけない」
「現実的に厳しそうだ」

という固定概念を取り払わないと、あなた自身の本音は引き出せません。追加・編集は自由にすればいいので、思いついたことはどんどん書き出すようにしましょう。

もう一つのコツは、たくさん書いてみること。
私は『死ぬまでにやりたいこと100選』と題して、
100項目を頑張って捻り出しました。
もちろんすぐに思い浮かぶものではありません。
30項目書いて、また数日後に10項目追加して…
といったことを繰り返してなんとか100項目書き出しました。

100項目も多い、と感じられるかもしれませんが、
項目がたくさんあるからこそ、
「他にやりたいと思ってたことはないかな?」
と、自分の奥の奥の気持ちまで問いかけることができ、忘れていた自分の欲望を思い出すことができました。

ちなみに、『BUCKET LIST』ですが、書き換えはOKです。書いてみたものの、時間が経って冷静になると、そこまでやりたくないな、なんてこともあります。逆に、生活を送る中で、「そうだ、あれもやりたかったんだ!」と後日突然閃くなんてこともあります。

100項目というのは、あくまで内なる自分へ問いかける為の目安です。
項目の追加・削除はあなたの気持ち次第で、
自由におこないましょう。

3. 見本 ジャンル別 「死ぬまでにやりたいこと」

突然、死ぬまでに何やりたい?と聞かれても、
困りますよね。「こんな項目でいいのかわからない」「中々思いつかない」という方の為に、見本を用意しました。ぜひ、ご参照ください。

【旅行編】
・宇宙旅行へ行く
・アメリカのディズニーランドに行く
・飛行機のファーストクラスに乗る
・リッツカールトンに泊まる
・フランスのルーヴル美術館に行く
・屋久島へ行きたい
・日本三景を全部見たい
・寝台列車に乗りたい

【体験編】
・茶道をしてみたい
・ホワイトニングをする
・バンジージャンプをする
・番組観覧に参加する
・滝行をしてみたい
・ヨガをやってみたい

【趣味編】
・pixiv に小説を投稿する
・noteにブログを載せる
・蕎麦打ちができるようになる
・PCで作曲できるようになる
・自作のサイトを立ち上げる
・芸能人の〇〇さんと2ショットを撮る

【仕事編】※自己啓発も含む
・TOEIC900点以上とる
・副業で月2万円稼げるようになる
・部下が管理職になるまで育て上げる
・セミナーに講師として招かれる
・1億円プレーヤーになる

【生活編】
・自然豊かなところに持ち家を買う
・ゴールデンレトリバーを飼う
・映画に出てくるような可愛い車を持つ
・家庭菜園をする
・80歳を過ぎても要介護状態にならない
・孫の結婚式に参列する

このように、ジャンル分けして書き出してみると、後で追加・修正がしやすくなるのでオススメです。
リストの中には、「こんなのすぐにできるじゃないか」と思う項目があるかもしれませんが、結局できていないから、こうやってリストに載っている訳です。達成度の大小は気にせず、
どんどん羅列していきましょう。

4. 悔いのない人生を送る為に

これまで、カウンセリングや研修を通じて
多くの方に出会いましたが、
人生に悩んでいる人に共通していると感じたのは、

『目的地を決めずに、手段で悩んでいること』

です。
北海道へ行くのか、沖縄へ行くのか、東京へ行くのかも決めずに、
『今、電車に乗っているけど大丈夫かなぁ?』
と悩んでいるようなものです。

「なんとなく、会社勤めを続けてきたけど、
それでいいのかなぁ?」

「同じような毎日を送っていていいのかなぁ?」

と悩んでいる人は、
ぜひ、『BUCKET LIST』を作ってみてください!
あなたの行き先がわかるはずです。

極論、夢や目標が達成できるのであれば、手段(つまり普段どう過ごすか)は何だっていい訳です。
どんな会社に勤めているとか、どんな職業でいるとか、結婚してる・してない、子供がいる・いないはどうだって言い訳です。

私は、『BUCKET LIST』を作ってから思ったよりも時間がないということに気づき、時間を大事にするようになりました。
また、悩んでいるよりも、やりたいことを達成せねば!という気持ちになり、以前よりも落ち込んでからの回復が早くなった気がします。

『BUCKET LIST』はまさに、心の拠り所です。
私はwordファイルで作成していましたが、
つい最近になって、手帳として持ち歩くことも
検討し始めました。
なんとなく、目に見える形として、手元にあった方が良いかなと思ったからです。
バケットリスト専用のノートを出版されてる会社もあるみたいです。見た目が可愛いとテンションも上がりますよね。

どんなに有名な人でも、一流のアスリートでも、
人生は一度きり。
やりたいことに、トライしない理由は一つもないんです。

あなたは、
自分の最期にどんな表情をしていたいですか?
誰かに、「あなたの人生はどうだった?」
と聞かれた時、どんな答えを出したいですか?

『BUCKET LIST』を通じて、
ご自分の人生の在り方について、
ぜひ一度見直してみてください。

5. まとめ

いかがでしたか?
『BUCKET LIST』とは何か、そのメリットや書き方についてお伝えしてきました。
書き出していくうちに、「自分はこんなことをやりたかったんだな」と新たな気づきがあるかもしれませんね。

繰り返しになりますが、
『BUCKET LIST』には、ほぼルールがありません。
死ぬまでにやりたいことを書き出すだけです。
自由に強欲満開で、欲望を書き出してみましょう!

きっとあなたの、
人生の夢・目標が見つかるはずです。

この記事を読まれた方の人生が、
幸せなものになりますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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