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ローマ1日目 ジェラートと街歩き
6/12 ローマ
アブダビを経由して、ローマ着。
中々スーツケースが出て来ずにやきもきした。
中央駅まで特急に乗る。
改札を出て、LUSHの店の前に立っていたら先に父が来てくれたので合流。彼は先にローマ入りしていた。
宿へ荷物を預けに行く。
少しはずれ、アパートの立ち並ぶエリア。宿の庭には赤紫色の紫陽花が咲いていた。日本と同じだな、と思った。随分と長い時間、飛行機に乗ってきたのに、同じ季節のゾーンにいることがなんとなく不思議。
荷物を置いて、地下鉄でローマの中心部へ向かう。
スペイン広場のある駅で降りた。
まだ朝早いから人はまばら。飛行機から降りてから気が落ち着かないので、カフェに入ってソイラテを頼んだ。気の強いイタリアの女性、という感じのウェイターのお姉さん。ブロンドをきゅっと一つに結び、大きなゴールドのアクセサリーをつけていてかっこよかった。尚、接客はつっけんどんである。
少し落ち着いたところで、再度、地下鉄にのりバチカンへ向かう。実はインターネットで前売りチケットが取れなかったので、どんな具合か確かめたかったのだ。結果、当日券は某夢の国のごとき凄まじい行列だったので、別の日のガイド付きのチケットを予約した。チケットのみよりは高いが、ガイド付きもそれはそれで楽しいのでよしとする。
晴天の下、バチカンの周りをぐるぐると回って疲れたので早めのお昼。グルテンフリーのパン屋さんでほうれん草とモッツァレア、チキンカツのサンドイッチを食べる。日本で食べるグルテンフリーパンよりも軽くさっくりとして香ばしかった。
しばしお昼のカフェで休憩したのち、またスペイン広場へ。午前中に比べると随分と人が増えている。アメリカと南米と韓
歩いてジェラート屋さんへ向かう。
途中で教会に入る。
赤い石柱がたっている。大理石のようだ、と思いよく見てみると、大理石風の模様を描いた柱だった。その横の白にグレーの横線が入ったような壁も、同じように模様が書かれたものだった。不思議。
祭壇の裏、奥のこじんまりとした空間で若いお兄さんが2人、膝をついて目を閉じていた。あんまりに集中していたので思わずじっと見てしまう。ふ、と1人が顔を上げてこちらをチラリと見、また視線を床に戻した。何をそんなに一生懸命に想っていたのだろう。
しばし、長椅子に座り天井を眺める。そこを埋め尽くす花の模様が一つずつ違うことに驚き圧倒される。神が造った自然というものへの憧れ。
Quam terribilis eat locus iste!
天井の一角にそう書いてあった。ラテン語だろう。なんのことを指しているのかは分からないが、確かに神からしたらこの世は酷い騒ぎに見えるに違いない。
ジェラート屋に到着。
ブルーベリー、シナモン、ココナッツの3種もり。ピスタチオとデーツも聞いたが、なかった。観光客の人々はみんな列になるが、列になるとテーブルに座れないので、先に席を取り、ウェイターさんを待った方がいい。
また歩く。市議会の裏の道が通れなかったので別の道へ。弟に何をお土産にしようか、と考え、靴下が実用的でいいかなと思い至る。最初はネクタイにしようかと思ったが、早々使わないだろう。
不思議な色合わせのカバンをみて欲しくなる。
パンテノンに来たが、列がすごかったので外から眺めたのみ。西暦120年からあるらしい。確かに時間の圧のようなものを感じた。トレビの泉は確かに美しい。塩素の匂いがした。
汗をかきながらメトロへ。
途中、道の両脇の内装が素敵でいちいちさわぐ。少し暗くなっていて、ドーム型の天井にさまざまな装飾が施されていた。
ブーゲンビリアやオリーブの美しい、リストランテのテラス席の脇を抜ける。
帰宅ラッシュと被ったのか、メトロの車内は満員。車内は混み合っているので自転車の持ち込みはご遠慮下さい!!とアナウンスが鳴り響いていた。
途中、スーパーで水を買って帰宅。
シャワーを浴び、スーツケースを整理した。
明日は早起きらしい。
時差で四時ごろに起きてしまうだろうから、大丈夫だろうと思う。
サポート頂くと、家に緑が増えます。たぶん。