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かんじるブラジル(日記2018)

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ブラジル留学の日々。 パラナ州クリチバは、雨と公園の多い街。 予想してたブラジルとはちょっと違う、このまちの空気を感じたままに。
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#留学

12/16,17 ユバ農場4,5日目 もちつきとamysays

サンパウロ郊外のほぼ自給自足の日系コミュニティに行った話。 12/13 ユバ農場1日目 井戸水がおいしい 12/14 ユバ農場2日目 図書館 12/15 ユバ農場3日目 台所仕事の日 16日は朝からもちつきをしたはずなのだが、疲れていて記憶がない。 17日 宿泊場所をゲストルームからバレエ部屋に移った。クリスマスに向けて人が増えるからだそう。全面鏡張りのへや。ついくるくると回りたくなる。 今日はとてもゆくっりした一日だった。午前中に台所の大そうじをした他はこまこました

2018年 23歳ブラジル留学 まとめ

暑い。暇にまかせて、ハッシュタグに便乗して2018年のふりかえり。なんとなく、よくあるネット記事風に目次などつけてみた。 目次 1.ブラジル人の恋人ができた 2.アトピー悪化 3.日記をかく習慣ができた 4.モダンダンスをはじめた 5. ジェンダー論に触れた 6. 読みたい作家さんができた 7.好きな画家をみつけた 8. 8年ぶりのパラグアイ帰国 9.ユバ農場に行った 10. ブラジルに来た 11. まとめ 1.ブラジル人の恋人ができた 一番うれしいことだから一番最初に

「おなじ話」からはじまる話

人と縁が繋がるときは、偶然がかさなってぽんぽんと進んでいく。 私が今付き合ている人と一緒になったのも、よくよく考えてみると偶然がいくつも重なってのことだった。 まず私が大学5年目にしていつもの気まぐれを発揮し、卒業を延長して留学することにしたこと。 それから家探しを友人の知り合いのブラジル人に頼んだこと。彼女はパラナ連邦大学の日本語科の学生で、学科のグループトークに「日本人の女の子が家を探しているのだけど、どこかありますか」と投稿したそうだ。それを私の恋人になる人が見て

かるい女になりたいな~

かるーい女になりたいです。 愛情深いことに定評のある私ですが(どこで)、最近、怒りの感情も同じくらいさらっと伝えたいと思うこの頃。 愛情も怒りも、さらっとずきゅーんと伝えて、さくっと忘れてしまいたい。 さくっと切った傷が治りが早く、 鈍いもので切った傷は治りが遅い。 同じように、潔く新鮮な怒りはそれほどの悪さはしない。 ためてためて燻って腐った怒りは、始末が悪い。 すぱっとさくっとさらっと。 さわやかでかるーい人に、私はなりたい。笑

【自分に手紙を書こう】心がよわった一人の夜の過ごし方。

こころが時々、よわる。 いや、もともとセンチメンタルなほうで、わりにいつも、胸のどこかにすぅすぅする感じを抱えている。 先週のある夜もそうだった。 なんだか気温が低いのもあって、なんだかものがなしい。 ふとんにくるまって読み途中のエッセイや、ちょっと前の日記をぱらぱらとめくったりしていた。 恋人はバイトだし、寮の人たちは帰省シーズンでほとんどいない。 家自体にすきまかぜが吹いているようだ。 そんなときにスクランブル交差点を眺めるように、ツイッターを眺めていた。

【エッセイ】土地の記憶

ふと、考えてしまった。 どうして私はブラジルにいるのだろう、と。 「なんでブラジルに来たの?」 「なんでポルトガル語をしてるの?」 よく聞かれる。 決まってこう答える。 「ポルトガル語を始めたのは、大学受験でスペイン語科に落ちたから。スペイン語を志望したのは高校時代にパラグアイに留学していたからで、そのときはなんとなく、マイナーなところに行きたくて。」 「人類学ゼミで、卒論でブラジルでの日系新宗教の拡大について書いたんだ。それで日系社会に興味がわいて、ギャップイヤーも

10.19 Fri. パーティー

これは昨日の日記である。 12時半まで寝倒して、あわてて起きて学食で昼ご飯。その後モダンダンスクラスに行く。どうもからだが重い感じ。頭も晴れない。 帰宅、夜の「インターナショナルご飯会」の準備。おいなりに鮭ご飯をつめ、いんげんのおかか和えと夏野菜の味噌炒めをタッパーに入れる。私の作る和食はほんとうに茶色い。 ハンガリー人の男の子の家に集合。フランス、ベルギー、オーストリア、ぺルー、などなど、多国籍。こんなパーティー久しぶりだ。大学に入ってすぐのころは留学生たちとよなよな

10.18 Wed. 雨の日にはスイカ

もう2週間、雨が降り続いているだろうか。今日はお昼、すこし晴れ間が見えて、かとおもったら夕方はカミナリで、エレクトリカルパレードだった。 一昨日から生理で、からだの外も中も湿っぽい。とてもとてもスイカが食べたくなったのはそのせい?水を出すために。びっくりするくらい大きいカット4分の1スイカを買った。4等分でこの大きさなのだから、まるまるぜんぶだったらびっくりするくらい大きいだろう。 からだがしけて重いならスイカなど瓜科のもの、便秘のときはお米と葉野菜、アトピーでかゆみが強

いちねんかん

一年間の留学。 一年間は、丁度帰りたくなるくらいの時間。 行きつけのカフェが数件できるくらいの時間。 かりあげていたショートカットがボブになるくらいの時間。 大学外の知り合いが出来始めるくらいの時間。 シーツが毛玉だらけになるくらいの時間。 どこに行けばなにが買えるかわかるくらいの時間。 現地の言葉でエッセイが読めるようになるくらうの時間。 花屋が顔をみただけでいつもの花を包んでくれるようになるくらいの時間。

10/02 Mon, バターナッツのポタージュ

なんと10月じゃないか!おどろいた。日本は秋かな、と思うとかぼちゃが食べたくなり、バターナッツでポタージュを作った。あまい。 * ここ数日、気が緩んでいて日記を書き忘れていた。私にとっての日記は明日に登るための階段づくりのようなもの。だから、日にちや曜日の感覚がなくなってしまうときは日記を書き忘れがち。 午前中、ポルトガル語能力試験だった。ようやく!多分、4段階評価の3かな、という位のでき。一番上のレベルがとれた手ごたえは、無い。むう。 頑張ったのでおいしいものが食べ

9/27 Thu.

木曜日は彼がギター教室に行く日。一緒に起きたが、二度寝、10時に起きる。寮の朝食は10時までだ。台所には降りずに、部屋においてあったみかんとバナナをもくもくと食べる。 そのまま掛け布団をたたみ、部屋を掃除し、花の水切りをした。 いつもは白やピンクの淡い色合いの花を買うことが多いのだけれど、昨日買った花は濃い、ピンクやオレンジ、赤、黄色。なんだか新鮮だし、元気が出る。 ほうじ茶を淹れ、内職をしたり朝のnoteを書いたりした。このnoteに書いたことはずっと書きたかったのだ

9/25

ここ5日程、私はよく頑張ったと思う。 土曜日はお祭りの手伝いをし、日曜日はアルバイトのお仕事をこなし、月曜日はプレゼンの準備をし、今日はプレゼンだった。あー頑張った。 夜、寝るのが1時間遅れると、翌日の午後がまったくだめ、まったくだめ。なので今日の午後の授業はさぼった。 果物を買い、花屋によって帰宅。赤、ピンク、紫の濃い色の花ばかり買った。 夜ごはんは和風。日本のお米を炊き、わかめのお味噌汁に出汁巻き卵、ブロッコリーのおかか和え、黒豆。こうして作っていると、本当に日本

ブラジル人が時間を守れない理由

「じかん」についてである。 わたしは、元々はじかんを守れる人だ。基本的に10分前行動をしていた。なのだがあるときから、どうしても気になることがある場合、それをやってスッキリしてから行ったほうが、気になるを放置して時間通り行って、相手が中々来なくてイライラする、ということがなくなるなと気付いた。例えば洗濯物ほしたいとか、食器洗ってから出たい、とかさ。 日本人は時間に病的だ。 それと同じように、南米人も時間に病的だ。ただし真逆の意味で。 病的に時間が守れない。 昨日、花

9/22

クリチバ花祭り。着物をきて見世物パンダになる。 この見世物パンダのお仕事は、住んでいる寮から何人か、日系クラブのおばあちゃんに呼び集められてのものである。3月ごろにあった祭りでもやったのだが、「エキゾチズムとマチストに消費される女というもの」感がすごい。あからさまそう感じる機会もなかなか無いので貴重というか、なんというか。ゲイシャじゃねーよ、なんであんたらのために動きにくい服きた我々が食べ物もってこなならんねん。 などと考えながらニコニコと写真撮影におうじるなどしていた。