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かんじるブラジル(日記2018)

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ブラジル留学の日々。 パラナ州クリチバは、雨と公園の多い街。 予想してたブラジルとはちょっと違う、このまちの空気を感じたままに。
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#大学生

【LIFE】捨てる選択肢は多いほどよい。

「捨てる選択肢は、多ければ多いほどよい」と思う。 例えば、旅行に行くとき、いくつものプランからどれがいいか考えて選ぶ。 大学に入るとき、就職する時、いくつも比較して一番自分にあうところはどこか選ぶ。 もし、選択肢がなくて、すべて決められていたら、いやだなーと思う。 モチベーションがもてない。 意味がなくなってしまう。 結局、同じ選択をすることになるとしても、ほかにもいくつも選択肢があったことを知っているのと知らないのでは大違いだ。 福岡のいとこが、福岡を離れるか東京

【エッセイ】土地の記憶

ふと、考えてしまった。 どうして私はブラジルにいるのだろう、と。 「なんでブラジルに来たの?」 「なんでポルトガル語をしてるの?」 よく聞かれる。 決まってこう答える。 「ポルトガル語を始めたのは、大学受験でスペイン語科に落ちたから。スペイン語を志望したのは高校時代にパラグアイに留学していたからで、そのときはなんとなく、マイナーなところに行きたくて。」 「人類学ゼミで、卒論でブラジルでの日系新宗教の拡大について書いたんだ。それで日系社会に興味がわいて、ギャップイヤーも

【エッセイ】したたるしる

もくもくと、りんごをかじる。 りんごをかじる音は「もくもく」がふさわしい気がするのはなんでだろう、と思ったら、心当たりを見つけた。 中学生のときに大好きだったイラストレーターさんのエッセイに確かそう書いてあったのだ、りんごをもくもくたべる、と。それは確か青りんごだったのだけれど。 そのイラストレーターさんというのは、おおたうにさんという方。ませた中学生だった私の映画の趣味は彼女の影響によるところが大きい。 * 果物をかじる。 そう聞いて思い出す、物語のシーンがいく

【DAYS】8/14:大学芋の終わり、ゼリーの始まり

6:45 起床。寝足りない。台所に降りて、オムレツを作る。 私の朝ごはんはいまいち定番化しない。毎日アレンジを楽しんでいるわけでもなく、出されるパンがおいしくないので食べたくない、というかパン自体がどうも合わないきがする、しかしグルテンフリーパンは高いなあ。という妥協と優柔不断によるものである。おいしい米粉パンを自分で作ればいいんだが、オーブンの使い方がわからない。でも、わからないからやらないって、なんか嫌だね。 日本にいたときはこめひろの米粉パンが大好きだった。 8:

【DAYS】8月11日

日曜日。少し遅めに起きた。 台所に降りると爆音でレゲエがかかってた。今日の寮のイベントの仕込みらしい。 忙しく作業する住民たちを横見にみつつ、ポンデケージョと珈琲とバナナ。 午前中は彼がギターを弾くのを眺めたり、部屋の掃除をしたりして過ごした。 昼すぎから、ブラジル式BBQ、シュハスコ。 クリチバは日系人が多く、「Clube Nikkei」というクラブがある。あんまりピンと来ないかもしれないが、会員制の複合スポーツ施設というかんじ。そこのBBQ場を借りた。 ブラジ

【DAYS】「ほっとき愛」

6時半に飛び起きる。 とりあえず台所に降りて、珈琲を飲む。本当はお茶のほうが胃に優しいんだろうな〜と思いつつ、いつもどおり牛乳をいれてカフェオレ。牛乳多めが好きなのだが、かならずお腹を壊すのでひかえめで。。。 部屋に戻って着替えて、歯を磨いて眉毛をかいて大学へ。 新しく寮にはいった女の子と道案内がてら一緒に。 つめたい、ふゆにもどったような空気。 インディオのコスモロジーについての授業。 お昼の学食はミートソースパスタだった。 午後、ダンスの授業。冬休みの間はス

【DAYS】大学芋が上手くできた日

久しぶりにオチのない日記です。 朝起きたら恋人がベッドにいた。夜遅くバイトから帰ってきてもぐりこんだらしい。全然覚えていない。 朝ごはんを食べに台所に降りる。今日はお手伝いさんがサボりらしく、いつもポットに入ってる珈琲とお茶がなかったので、自分たちで沸かす。パンにDoce de Leiteを塗って食べる、キャラメルクリームみたいなやつ。 部屋の掃除をした後、久々に走りに行く。4日ぶりくらい。曇りで少し肌寒いけど、走ると暑くなるのでちょうどいい。 公園まで行って、ぼーっ

なんでもないひ

朝起きて、コーヒーを飲んで学校に行く。 どうせ始まっていないだろうと思って30分遅れていったら、遅刻だった。 教授の声が小さくて聞こえない。 中休みにコーヒーとポンデケージョを食べた。 大学のポンデケージョはこの辺でいちばんおいしいと思う。 コーヒーは多分インスタントでおいしくない。 ちなみに朝のコーヒーはまあまあ。 ブラジルで飲んだコーヒーは苦みが強いものが多い。 中休みの後、前の方に移動した。 聞こえたところで何を言っているかは半分もわからない。 純粋