【食】汁で飲む
丿貫/横浜 福富町
昨夜の一杯と一杯。(6/30)
緊急事態宣言が明けて数日。
丿貫の横を通ると待ち焦がれたお客さんだろうか、いつものように混んでいた。入れればラッキー、そうでなきゃ、また。わたしにとって、丿貫はそんな店だ。そんな店なのだが、いつだって飲みに行きたくなる。
灰汁中華と謳っている。煮干を使い、ガンガン炊いて、さらに煮干をざるであたると、丿貫のようなものが出来た。丿貫はどうやっているのか、わたしは知る由もない。魚介のえぐみぎりぎりのところを攻めている。それはえぐみでなく、旨味だ。
夜は残草蓬莱を扱った飲み屋だ。飲まない、または、飲めない客は入れない。別に排しているわけでなく、あくまで「そういう店ですよ」というだけのスタンスだ。
過不足のない肴に、日本酒。
まずは、『とりあえず』と鯖の生ハムから。
・とりあえず
うずらの醤油漬け/葱の醤油漬け/いかの黒作り
黒作りは自家製。母が富山の人間なので、黒作りは食べ慣れているが、塩気がやわらかく、その分旨味が前面に出てくる。
・鯖の生ハム
こちらも定番。うん、スモークでも、シメサバでもなく、生ハムなんだな。
・而今
残草蓬莱のQueenから、この日のおすすめ而今。同じ八反錦の飲みくらべ。而今らしさって、飲みやすくて、しっかりしていて、好きな酒。
・金目鯛
潮汁のよう。甘みもふくよか。
そのあとワタリガニと迷ったところで、原点回帰の煮干。残草蓬莱の四六式をあわせて、満足。
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書くことは、落語を演るのと同じように好きです。
高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。
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