見出し画像

経済大国日本が「成長しない国」に転落した原因

ビジネスパーソン、Z世代に届ける、世相音声動画を見つけました。

日本経済どん底、停滞感や浮き上がれない世代の諸問題を言語化していますので、息苦しい生き方や苦しんでる人、現在引きこもりの方、社会を彷徨い微睡みな生活しているモヤモヤしてる方への処方箋動画です。

ぜひ、視聴してスッキリしてみましょう。

今回は、成長しない日本社会をテーマにした内容です。
まじめにやっていても報われない状況を解説しています。


ここのチャンネルさんを紹介します。

ジェロム君の社会問題研究所というチャンネルです。

機械音声でなければ跳ねる要素ある動画を作ってるクリエイターさんです。
ぜひ動画をご紹介します。


以下動画から画像引用文です。



経済大国日本が成長しない国に転落した原因は、
他の強豪国がこの数十年の間に急速に生産性を伸ばしている中で日本も懸命の努力は続けているのですが、その努力がバブル崩壊後の生産性の伸びには殆ど結びついてはいないという厳しい現実があります。



生産性とは投入した重労働などに対する喪失した付加価値の割合です。より少ない資源からより多くの付加価値が得られるほどより生産性が高いという関係になります。





生産性を高めるのは豊かな社会を作り上げるためであり、そのためには無駄な動きを減らし価値を生み出す働きの部分を増やすことが必要なのです。

しかし、約三十年前のバブル崩壊以降日本の給料は全く上がらず世界の水準から取り残されてきているという事実があります。

努力は必死に続けているにもかかわらず給料の水準は伸びていません。




この厳しい現実は努力の方向性が間違っていることを示しています。
その前提にあるのは、高度経済成長期以来日本の得意だった経済モデルが通用しなくなってしまったことです。

すなわち、日本の代わりを圧倒的に安い人件費でやってしまう国々が普通の内に世界市場を席巻してしまったのです。

従来通りの日本的モデルでは成り立たない時代になったことが明白になっています。一方、世界では米国を中心にデジタル化が急速に進んでいきました。



日本も相応の努力はしているのですが、結果としてかなり遅れを取っています。

確かに個別に見れば素晴らしい結果も残してはいるのですが残念な事に全体としてみれば新しい価値を生み出せていないのが日本の実態なのです。

今日本に一番必要とされているのが創造性です。


 それはみんなの力を合わせてものづくりに励むという経済の高度成長を支えてきた旧来の考え方ややり方、つまり、ある種の文化が今もそのまま残っているところに問題が潜んでいます。

日本人は真面目で勤勉なこの性格は、経済の高度成長には間違いなく大きく寄与してきましたがそこに問題が隠されているということです。

つまり日本経済の高度成長を支えてきた日本人が持つ職務に忠実な勤勉さこそが今の停滞の原因になっています。

組織人としての勤勉な振る舞いは武士の心情である主君に対する忠誠を尽くすことから全てが始まっています。

主君との関係性において忠義を尽くすことで自らの拠り所に居場所を作っていたのが武士でしたそしてそのような在り方は、日本人の多くが会社に対して持っている姿勢にも通じるところがあります。



会社という存在がまさに自らの拠り所だということです。

そのような傾向は伝統のある規模の大きな会社や中小企業や公務員組織など
幅広い業界で根強く残っています。



例えば、会社に重大なコンプライアンス法令遵守上の問題が生じ、自分がどう動くかでその問題が世間の目にさらされるかどうかが決まるという立場に置かれた時に出世街道を順調に歩んでいる人ほど組織を守るという批判を踏み外さないことです。



置かれている前提を問い直さずどうやるかしか考えない姿勢は、揺らいでありある種の社会規範としてあまりにも深く根付いているために、誰もがそのことがもたらす意味の大きさに無自覚であるという点です。

まさか自分が思考停止に陥っているなどとは考えたこともない
ということが起こりがち
なのです。



少し前のデータですが、日本生産性本部が行っていた新入社員
春の意識調査の中に上司から会社のためにはなるが自分の両親に反する手段で仕事を進めるように指示されました。この時あなたはという悔いがありましたこれに対しおおよそ四割程度が指示の通り行動すると回答しています。




2016年度は過去最大の45.2パーセントです。そしてわからないという回答が約半。数指示に従わないが一割程度というのが概ねの傾向です。

そうしたことを見ても自分が属する組織を守るという姿勢を優先していることです。



今の日本で活躍している人たち、特に順調に出世街道を歩いている
もしくは歩いてきたような組織人たちは、総じて真面目で勤勉であればあるほど上司が言っている事先輩が言っていることがそのまま規範になりどう捌くかしか考えない思考停止に陥っているのです。




日本人は勤勉で粘り強く結束力は、世界一でありながらも、こうした思考停止に陥りやすいという特異性を持っています。それは運命として与えられた規範を耐え忍ぶ姿勢にどこか親近感を持ち、それを率先垂範することを美徳とするという一種の勤勉美学が組織の中に息づいているということです。




だからこそ、組織人と規範から外れる行動を選ぶことは、日本人にとってハードルの高い課題になってしまうのです。

大切なのは、そういう状況に置かれたとき自分も何も考えずに批判にただ
沿ってしまうという思考停止に陥りがちであるという自覚をまずは持つことです。

思考停止のままでは経済は永久に成長しません。


ただのオッサンの備忘録ですが、応援コメントなど頂ければ励みになります。