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一番星を道標に〜最終回〜フォーマルハウト

どうも。昨日は泥のように眠った僕です。

改めまして「ハレノワガチ演劇祭」全日程終了しました。

ご来場の皆様、応援してくれた皆様、関わってくれた皆様。

本当にありがとうございます。
次またここに戻って来れるよう新たな一歩を踏み出しましょう。


今回の企画はそれはもう二転三転し、日程が増えたり参加団体が変わったりとてんやわんや。

なんとか2ブロックに分けて、時間を30分と決めたのが7月中旬。
今回は照明さんに渡すべく「8月中に台本を完成させる」という最難関の課題が持ち上がりました。

元々15分でやる予定だった、昔書いた台本を諦め、結局一から書くことに。

そんな中、新劇団員として天音が入団。

輝き丸の時小学生だった彼女も大学生となり、毎回舞台を観に来てくれていた。
「さんたばっぐの舞台に立ちたい」とずっと思ってくれていたので、彼女をメインに何か作れないか?と試行錯誤し、

同じく輝き丸の時小学生だった幸恵にオファーをかけ、二つ返事でOKをもらった。

この二人を軸に、当初はまみさん、萌子の二人お母さんが登場して、お互いの家庭環境の繋がりや違いを見せようかと考えたが、8月末にまみさんが退団した為、お母さん一人で回すように書き直し。

最初の読み合わせでは45分あったので、そこから10分バッサリ切り、小屋入り直前まで台詞を削りに削った舞台が、あの「フォーマルハウト」です。

元々この話を書こうと思ったきっかけが「ふみかが若い子におばさんって呼ばれて怒っているシーンが書きたい」でした。

20代だった彼女達も10年続けて30代。立派な女優として育ちました。
だけどさんたではまだまだ若い役を当てることが多いので、思いっきり下の子に生意気言われる立場になったことを表現したかった。

あと、幸恵が「おばさん」って生意気に言ってると面白いなと思った。

もう何度目かの三田智美も彼女と共に成長しているようで、しっかりストーリーを回してくれました。

そんな訳でこちらも年相応よりさらに上の母親役を与えられた萌子。

愛がない
母性がない

と散々言われて、愛とは母性とはと非常に悩んでおられました。
芝居のやり方を考えるのではなく、新しいアプローチが出来たんじゃないでしょうか?今回はそんなに○ってません。(だよね?)

稽古期間も15日と短い中、誰よりも早く稽古場に着いて練習をした天音と幸恵。

二人それぞれに渡した課題が、必ずしも全部消化出来たわけではないですが、役者としての姿勢、心構えは伝えられたと思います。

幸恵の今後の活躍、そして天音の次の成長にご期待ください。

僕自身は「アンタレスへのラブレター」以来の最上六郎を演じられたので、非常に楽しかった。彼のシリーズももっと書いていきたいな。ちゃんとした2時間の舞台で。

久しぶりに音響をやってくれた原君も、ほぼ現場合わせで任せられたので非常に助かりました。本当ありがたい。

大道具班も「上に人が寝る演出やりたい」と伝えたらあのギミックです。
お客さんが「すご」って声漏れてましたからね。

久しぶりのファンタジー芝居をやったので、やっぱり僕はこれが好きなんだなと再確認。お客様にも楽しんでいただけて一安心です。

さて、次は1月です。
これも10月中には色々お伝えできたらなと思います。
もうちょっとだけお待ちください。

通りすがりのサンタクロースより

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