見出し画像

渡せなかった手紙

好きだと気づいた時にはもう遅くて

遠慮した自分が嫌いになる

望んだように上手くは行かないから

見えないように、見ないように

そっと蓋をした

懐かしくて、青くて淡い記憶

潮の匂いがする窓辺でひとり迎える

乾いた朝。

#100文字ドラマ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?