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好きだったけど付き合えなかった人について

私は自分の恋愛を人に話すのが本当に苦手です。
学生時代も大人になっても、恋愛の話だけは友達にも身内にもできない。

「なぜ苦手なの?」と聞かれてもうまく答えられないけど、
たぶん自分のことを曝け出すのが苦手だからだと思います。特に恋愛って、なんか他のことと違って一番隠してる自分がバレるような…気がする(笑)

だから誰にも言ってこなかったこれまでの恋愛について、このnoteに書いていきたいと思います。


好きだったけど付き合えなかった人
恋多き女では決してないけど、学生時代はそれなりに好きな人がいました。
好きだ、って気づいた瞬間、いままでみたいに接することができなくなるような、そんな奥手な女子でした(笑)

好きだったけど付き合えなかった人は何人かいますが、その中でもいまだに引きずっている人について話します。

そもそも、付き合って別れるより何より、想いを伝えられず、しかもあと少しで付き合えたんじゃないか、っていう恋愛ほどいつまでも忘れられない。
だから次好きな人ができたら絶対想いを伝えよう、と毎回思っている(笑)


大学時代に出会った彼
大学に入学して、同じ学科だった人のお話。
とにかく見た目がタイプでした(笑)人見知りの私は少しずつ話してみたけど、なんか冷たいし、全然目合わないし、、、(あとからそれは彼も人見知りだったからだと知ることになる)
仲良くなれそうにないな、って第一印象は良くなかったです。

でも、この彼とは何かと縁がありました。
とってる授業が同じだったりグループが同じだったり…接点が多くて自然と距離が縮まっていきました。


はじめの第一印象の悪さとかネタにして話せるようになり、少しずつ気になっていったし、話すテンポも心地よかった。

ただ、このときの私は彼のことが好き、とはあんまり思っていませんでした。友達みたいな程よい距離で、付き合うとかはあんまり考えてなかった。

でも後から振り返ると、「なんで付き合わなかったんだろう」「彼はきっと私のこと好きだったな」「私も多分好きだったな」って思うし、それ以上踏み込まなかったことに後悔をしています。

たとえば、授業中に隣一つ空けて座っていた席。「聞きたいことがあるから」って授業中につめて座ってきた彼。全然大したことない「聞きたいこと」を聞いたあとも、ヒソヒソいろんな話したなあとか。
遠回りになるのに私と同じ電車に乗って帰ったり。
風邪をひいたら普段苦手なLINEで心配してくれたり。
誕生日にもLINEをしてくれたり。
同じグループだったときにちょっと喜んでくれたり。
服とか髪とか変化に気づいて褒めてくれたり。

まあきっと、これを読んで「なんだそれだけか」って思う人もいるかもしれないけど(笑)彼のことをよく知っていたからこそ、これは特別だなって思っていました。

隣で話しててもあんまり目が合わないとことか(思い出すのは見上げたときの横顔ばかり)、会ったときちょっと嬉しそうに照れて笑うとことか、どれも鮮明に思い出せるほど、あ、やっぱり好きだったんだなって思います。



大学を卒業するとき、「今度遊びに行こう」「今度飲みに行こう」って誘われて、そのまま「今度」のまま、具体的に日にちが決まることはありませんでした。

私が誘えばきっと行ってくれただろうし、いろいろ変わっていたのかもしれない。でも向こうからそれ以上誘われることもなく、今では連絡もとっていません。


今でもときどき思い出す
連絡を取らないまま、何年も経った今ですが、たまに彼のことを思い出します。
この「何年」の間に他の人との恋愛もしたし、でもやっぱりどこかでまた会いたいなと思ってしまいます。

決まって思い出すのは、通勤中の車の中。
片道20分の通勤時間に、それもきまって朝(行き)に思い出します。
決して毎日ではなく、定期的に。朝の空気がそうするのか、流している音楽がそうするのか、、(笑)

「今会えたら何を話そうかな」「会いたいな」って、そう思いながら運転をしてしまいます。


彼はどことなく私自身と似ている部分がありました。人見知りではじめ冷たい印象を持たれるところとか、感情をうまく言葉にできないところとか、意外と自分で決めたことに信念をもっているところとか、恋愛下手も一緒でした(笑)
だからそれ以上先に進めなかったのかもしれないですね。

今後また会うことはないと思いますが、今もどこかで元気に生きていてほしいなって思います。彼が誤解されず、自分自身を出せる場所で幸せに暮らしていけることを願っています。

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