その感覚が判らない

シングル

売りたい曲

シングル盤にはA面とB面があり

A面は超プッシュ曲

B面は

時にオマケ

時に未発表曲

時にA面同等の両A面

シングルには魅力が沢山ある

17cmには夢が詰まっている

昔から謎がある




ここでは数枚ピックアップだが

シングルカットはアルバムからの目玉曲を抜き取り

アルバムのプロモを兼ねて売る

でアルバムの1曲目も一般的には目玉だが

何故かこんな事も起きる

アルバムの1曲目をB面に配する愚行の幾つかです

The Beatles Something/Come together

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日本では「カム・トゥゲザー」がA面でピンとは来ないが海外では

「サムシング」のA面が多い

どちらがイイかと言えばやはり「カム・トゥゲザー」でしょう

そもそもアメリカではA面であろうがB面であろうが

各々チャートインする傾向があった

このシングルも双方4位と5位にランクされてた

翌週には1位になってた

その翌週から1枚のレコードで1つの順位に変更された

よって「カム・トゥゲザー」でのエアー・プレイや売り上げ

「サムシング」での物が統合され一つの順位になったので1位になった訳だ

これが各々で従来通りだったら1位はおろか3位以内もなかっただろう

「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」が1位どころか

8位で止まったのもこういう事情が影響していると推測出来る

で「サムシング」

言う程、良い曲では無いと思う





The Kinks Autumn Almanac/David Watts

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イギリスではそこそこ売れた「オータム・アルマナック」は

アメリカ発売は無い

ヨーロッパではこのカップリングで発売されている

でイギリスでは「Autumn Almanac/Mr.Pleasant」

このカップリングで発売され

アメリカでは「Mr.Pleasant/Harry Rag」で発売され

「Autumn Almanac」はシングルでは発売されていない

「Harry Rag」も「Davis Watts」も

アルバム「Somthing else」からのカットで

特に「David Watts」は本来シングルとして発売しても良い曲だった

しかし「Waterloo Sunset」の後に出されたのは

「Autumn Almanac」で「David Watts」のシングル化は

イギリスでは実現しなかった

だがヨーロッパではこの様な形で発売されたのは不本意でならない

何とかならなかったもものか・・・・・



Mcguinness Flint When I'm dead and gone/Lazy afternoon

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この曲がイギリスで2位になった時、イギリスの音楽評論家や愛好家は

「70年代のBeatles」ともてはやしたが全くタイプが違う

トラッド系フォークやカントリーの臭いが強いマクギネス・フリント

トム・マクギネス、ヒューイ・フリントを中心にベニ・ギャラガーと

グラハム・ライルのコンビにデニス・クールスンの5人組

このパーソネルでは次の「Happy birthday Lucy's baby」を最後に

崩壊するのだが結局要はギャラガー&ライルだった

彼等がロニー・レインのスリム・ア・チャンスに合流する為脱退した時点で

マクギネス・フリントは失速した

やはりソングライター・チームの欠落は痛かった

この曲(邦題の「死」はどうかと思う)もギャラガー&ライルの名作でアメリカでTop40入りしている

でこの曲にアルバム屈指の曲であるトップの「Lazy afternoon」

これをB面にするのは無謀だなぁ




The Knack My Sharona/Let me out

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究極の勿体無い位に勿体無いB面です

小6の時にラジオで「マイ・シャローナ」を聴き

中学に入って先輩から「Get the Knack」と「Knack Ⅱ」を借り

1stでこのB面「Let me out」でやられ

2ndで「The hard way」でやられ

「The hard way」はその年の夏に出たThe Kinksの「One for the road」で

またボコボコにやられ

ポールに始まりジョンで終わったボコボコの1年

それが1980年だった

The Knackの1stはみな良い曲の集まりで

「My Sharona」より「Good girls don't」の方が遙かに好きだし

「My Sharona」でなく「Let me out」をシングル・カットしてたとしても

ちょびちょびのヒットになってたのではないかな?

アルバムのトップでこんなスリリングな曲がB面って勿体無い




The Rolling Stones Streets of love/Rough justice

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もう20年近く経過してるがストーンズの割と最近のアルバム

そこからの1弾シングル

この選択もやはりおかしい

そもそも両曲共シングル向ではなく

当然の事ながらヒットらしいヒットはしてない

(イギリスでは15位らしいが)

私のこのアルバムの評価は収録前半配置の曲等ではなく

「Sweet neo con」を始めとするSide-Dの(LPで聴いてるので)

「Look what the cat dragged in」に「Driving too fast」で

最後にフィナーレを迎える最終面(LPやアナログ的に)が一番好きだ

確かにトップの「Rough justice」や続く「Let me down slow」は悪くないが

個人的な趣味としてはね・・・・・

と言う事でストーンズに関してはついで的な感じで



※因みにAmebaで書いた物の転記をnoteデビューにしてしまった

記:2019.Sep.12




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