寸草春暉

すんそう はるき: noteには実体験をもとにしたつぶやき、気付きを残していきたいと思…

寸草春暉

すんそう はるき: noteには実体験をもとにしたつぶやき、気付きを残していきたいと思います。 人生はそんなに長くないと思っています。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介 | はじめまして

寸草春暉(すんそうはるき)と申します。 最近、これからの人生について考えることが多くて その時に感じたこと、思ったことをnoteに書き残していこうと思いました。 写真を撮ったり、WebデザインやAIもいじったりしています。 動画編集や撮影をしたり、依頼があれば執筆もしたりしています。 IT業界で働いていた時間も長いので、いわゆる企業人としてのリテラシーや価値観も持ち合わせたりしています。 寸草春暉は、もちろん本名ではありません。 noteに書き残したいと思ったきっかけ

    • 【エッセイ】術後せん妄と絶望#2 二つの闘い:コロナ禍でのがん告知

      #2 二つの闘い:コロナ禍でのがん告知母ががんと診断されたのは、コロナ禍の最中のことだった。病院には父だけが付き添い、診察室でその厳しい現実に直面したと聞いている。 医師は淡々とした口調で、検査の結果を伝えたという。母の腫瘍は手術をしなければどこまで浸潤しているか分からない状況で、治療法や期間についても詳しく説明されたらしい。母はその言葉を耳にしていたが、まるで遠くの出来事のようにしか感じられなかったようだ。現実がどこか夢の中の話であるかのように、ぼんやりとしか受け止められ

      • 【エッセイ】術後せん妄と絶望 #1 がんの知らせと不穏な朝

        #1 がんの知らせと不穏な朝 私はその頃、毎晩同じ夢を見ていた。 鏡の中で微笑むもう一人の自分が、次第にその表情を歪ませていく夢ー。 私は目を覚まし、夢の中の影が消えるまでしばらく瞬きを繰り返した。外の世界は静まり返っている。窓の外には、無機質なビルが並び、その間を流れるかのように、マスクをした人々がまるで亡霊のように足早に歩いていくのがぼんやりと見える。コロナの緊急事態宣言が出されてから、街はいつも不安と静けさに包まれていた。 ここ数ヶ月、同じような朝を何度も迎えてきた

        • 【エッセイ】術後せん妄と絶望 | まえがき

          術後せん妄の絶望を書くことにした はじめましてのnoteにも記載したのですが、 noteを始めようと思った背景をもう少し説明しますと 「自分の母親のがんと術後せん妄に直面した」ことです。 「術後せん妄」 それはまぎれもない現実で 心霊現象でも都市伝説でもないものでした。 その渦中、ネットや知り合いで知見になるような情報を探しに探しましたが、家族の助けになるような情報はとても少なく、 また個別のケースに依存するため、パターン化できるものではなさそうだというのが経験からの結論

        • 固定された記事

        自己紹介 | はじめまして