飛び起きられるめざまし時計の音を見つけてしまった

めざまし時計の音がなくても起きられるようになったのは何歳になってからだったろうか…学生時代、とにかく眠くて二度寝もしょっちゅうしていたし、寝坊して遅刻した回数は両手で足りずちょっとしたアシュラ男爵くらいある。

そんなヤツなので、起きる為のあれこれは色々と試してきた。

以下、色々と試してきためざましの方法だ。

・スマホのアラームを5分おきにしてみる
・枕元から離れたところで鳴るように仕掛ける
・時間になるとテレビがつく
・時間になるとラジオがつく
・時間になると照明が少しずつ明るくなる
・時間になるとカーテンが開く
・時間になると空調が切れて暑くなるor寒くなる
・モーニンングコールを頼んでみる
・起きられない時に罰金を設定する

他にも色々と試してきたが、どれも安定して効果が出る気はしなかった。

色々やってみたが乗り越えてしまった

まず試した数分おきにアラームが鳴り出すスヌーズ機能は慣れてしまってあえてスルーしてしまい、むしろまだ寝ていられるという変な安心感を覚えていた。

最終的には今が何回目のスヌーズ機能なのか自分でもわからなくなり、結局寝坊になったりした。本末転倒である。

時間になるとテレビやラジオがついたり、カーテンが開いたり、照明が少しずつついたり、スマートスピーカーと家電を連動させれば可能なこれらはまぁまぁ効果はあった。

だが、それすらも「耐える」という無駄なタフさを発揮してふたたび眠りにつけるようになってしまった。克服するべきはそっちじゃないのに、違う方向に努力が向かってしまうエラーである。

モーニングコールは効果があった

アラーム音が鳴ったり照明がつくなどはどうにも他人事というか、所詮は機械がなんかやってやがる程度に甘くみているので無視して惰眠続行モードになってしまうので、ちゃんと人間を巻き込むことにした。巻き込まれる人間はたまったもんじゃないだろうが、背に腹は変えられない。

このモーニングコールは一定の効果があった！

特にないがしろにするとめんどくさい人や、関係の修復にエネルギーがかかりそうな人にモーニングコールを頼めると効果抜群！甘えられる相手の場合はモーニングコールを受けてまた寝るパターンもあるのであまり良くない。

モーニングコールでの起床確率はまさしくリスクとリターンが比例している感じだったので、スルーしたらえらいことになるめちゃくちゃ大事な相手からの電話を朝イチに設定すれば起きられる確率は上がる。

問題はもしもの時のリスクが高すぎるのと、そんなに毎日ヒヤヒヤするモーニングコールは設定できない点だ。

起きるために必要な要素

色々試した中でモーニングコールなどのうまくいったものには共通する特徴があったのに気づいた。

1.もしも起きないとなにかのチャンスを失う
2.誰かとの関係性が悪くなる
3.起きないことで生活に不快感が増える

まず、起きなかったらなにかしらまずいことが起きるというのは結構効く。

狙っていたフリマの商品の終了時間だったり、購入期限ギリギリの行きたいコンサートのチケットを朝イチに買う必要があるなど…その不穏な空気のせいで眠りの質はすこぶる悪くなるが、起きるという目的は達成しやすくなるだろう。

次に、起きないと誰かとの関係性が悪くなるのも効く。

関係性の修復がめんどくさい相手であるほど効果抜群であり、同時にもしも起きられなかった時は非常にめんどくさいことになり、起きられなかった過去の自分を詰めたくなる。

最後に、起きないと生活に不快感が増えるのも効く。

これはアレクサに設定した照明の明るさとラジオの音量がバグっていていきなり最大出力の朝のニュースが流れたときに実感したが、不快感と快眠は両立しづらいのだ。とんでもなく最悪な目覚めになる点が問題だが…

どれもハイリスクだけに、起きられる確率が上がる。

そしてこれらを踏まえた上で、現時点の最適解とも言えるアラーム設定を作り出すことに成功した。

ゴミ収集車の音で飛び起きられる

先ほど記載した起きるために必要な3つの要素、これらを満たしつつ何度も連続して使用可能なアラーム音…それがゴミ収集車の音だった。

まず、もしも起きられないとゴミが出せないという明確な機会損失がある。今の自治体は生ゴミは週に2回の回収だが、そうはいっても何日も生ゴミを置いておくのは臭いの問題もあるし衛生的にもイヤなものがある。実際はゴミ収集車は来てないが、あの音を聞くとドキッとする。

次に、ゴミ出し担当なのでもしもゴミを出せなかったとなると妻からの目線がヤバい事になる。使えない夫をみる時のあきらめとガッカリの混ざった目線を朝から浴びるのはなかなかメンタルにくる。関係性の修復のめんどくささも折り紙つきだ。

最後に、ゴミ出しができないとずっとゴミがある生活が数日続くことになる。これは小さな失敗がずっと目の前に展示され続けるワケで、地味にしんどい。見なければいいとしても、ふとしたときの生ゴミの香りが存在感をアピールしてくる。

このゴミ収集車のアラーム音、実は娘がキッズタブレットでやっているゲームで流れるBGMがたまたまうちの地域のゴミ収集車の音と一緒だったのだ。

早朝にいそいそと起きてきて娘がタブレットで遊んでいる音が聞こえていたが、そこでゴミ収集車の音が混ざった時に「ヤバい！？もうゴミきちゃった！！？」と飛び起きたことで発見した。

休みの日に2000文字もこんなことを書いているのはどうかと思うのだが、もしもなかなか朝が起きられないという人には一度試してほしい。ただ、もしも起きられなくてもノークレームで！

♡を押すと次回予告が出ます。
（noteアカウント登録していなくても押せます）
フォローしてもらえると更新をお知らせします！