2020年1月よかった音楽

noteとして上げられていないものもありますが、なんとか5アーティスト、聞いたことのなかったものを聞けました。
これからはこういうメモ書きでもいいかもしれませんね。

・日向坂46
・ニガミ17才
・Norman Brown
・Lana Del Rey
・武満徹
・オリジナル・ラヴ

とそこそこバラエティに富んだ面々を聞けました。

・日向坂46 “ドレミソラシド”
 https://www.youtube.com/watch?v=qsureA57fEo
 -きっかけ
  今月、父と友人の影響で箱推しになったことがきっかけ。好きなグループの代表曲を聞いてみようと思った。
 -何がいいのか
  2019年になっても日本人は非バックビートの音楽文化を持っていることの実例であること。
  普通に聞くと「ミックスが異様に中域に寄っていて、いっさいグルーヴがない駄曲」。
  前者は、この曲をアリーナツアーのBGMとして捉え直すことで克服。
  後者は、スネアドラムの音がほぼ聞こえないこと、改めてメロディのアクセントをとると見事なまでに1、3拍に置かれていたことから、そもそもブラックミュージック的なグルーヴという感覚でとらえるのが間違いと理解し克服。
  それでもメロディは覚えづらいと思うので、これは曲というよりアイドル・ダンス・握手会・コレクションを成立させるための実用音楽として捉えたほうがよいかも。

・ニガミ17才”ただし、BGM”
https://www.youtube.com/watch?v=lZJnkNUX6nI
-きっかけ
 新宿のタワレコでBGMに使われていた。前日に「バズリズム」という番組で特集されていたらしい。
-何がいいのか
 シンセを入れたキャッチーなZAZEN BOYS。そのファンキーさとサブカル層に刺さる言語センスに素直にやられた。
 この曲のよいところは、サビっぽいところ2箇所両方にタイトルの「BGM」がうまく使われているところ。まったく曲調が違うのに、ギターリフと「BGM」というワードで共通性をもたせている。

・Norman Brown “After The Storm”
 https://www.youtube.com/watch?v=U1_EDIewFco
-きっかけ
 年末から通い始めたギターの先生のおすすめ。
-何がいいのか
 ざっくり評すと、いなたいジョージ・ベンソン。そのいなたさとおしゃれさの配分、すなわちブルースとジャズの配分がよい。ミクロに見るとブルースだが、異なるコードのブルースをつないでいるのでマクロにはジャズになっている。
 あとアルバムのジャケットのセンスがいさぎよい。

・Lana Del Rey “Doin’ Time”
 https://www.youtube.com/watch?v=qolmz4FlnZ0
-きっかけ
 https://www.phileweb.com/interview/article/202001/16/697.htmlのインタビュイーのお仕事。面白いことを言っている人の仕事なら間違いないだろうと検索して、気に入った。
-何がいいのか
 トリップホップをポップにしたような音像(本人曰く「サッドコア」)。やたらリバーブがかけられているボーカル、ファンキーなリズム、マイナー基調のコード進行。とはいえ暗すぎることもない、ほの明るい雰囲気がよい。

・武満徹編曲"yesterday"
 https://youtu.be/kz7fxTAzan8
-きっかけ
 去年ガットギターを買って、いろいろ調べているときにそういえば武満もギター作品があるよなと思い、ギター曲集を買った。
-何がいいのか
 武満の曲の歌心をつかめること。"ノヴェンバー・ステップス"だとか、ギター曲"フォリオス"とかだとあまり目立たないが、"弦楽のためのレクイエム"に顕著なように、武満の根本は旋律にあるはず。
 この編曲は驚くほど原曲に忠実だけども、そのことは武満の根本にクラシックからもビートルズからも同様に旋律の美しさを感じ取れる耳があることを示しているように思う。


・オリジナル・ラヴ”朝日のあたる道”
 https://www.youtube.com/watch?v=kh78G2ypDiE
-きっかけ
 去年ふとテレビをつけたときに、BSで何かの歌番組に出ていた。渋谷系のひとつとして名前だけ知っていたが、こんな渋い声をしているとは思わず、興味が湧いた。
-何がいいのか
 まずこの音域で渋谷系という違和感が自分としては面白い(渋谷系=オザケンという知識のなさゆえ)。バックのリズムはかなりファンキーなのだが、メロディのアクセントはかなり表拍であり、その食い違いがこういうシティポップの面白さのひとつなのかも?と思った。

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