Yuna

大学生

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最近の記事

〈みんな平等論〉が不可視化するもの

はじめに 人種差別に反対するブラック・ライヴズ・マター運動を見て、 「なぜ黒人の権利だけを主張するのか」「全ての人の命が大切なら、#AllLivesMatter(全ての人の命は大切) じゃないか」 という人たちがいる。 フェミニズムや女性に対する差別に反対する運動を見て、 「ジェンダー平等を求めているのに、なぜ女性の権利だけを主張するのか」 という人たちがいる。 LGBTQ+の人々が平等な権利を求める運動を見て、 「LGBTQ+や同性愛者を特別扱いするのか」

    • 〔記事〕ポーランドがLGBTQ+の人々にとって居場所のない国となっていった経緯(日本語翻訳版) By Amaal Julia Paterczyk 日本語訳:Yuna https://sites.google.com/view/sunset-7/lgbtq/lgbtqpoland

      • SNSを全部やめた話

        最近、SNSを全部辞めた。 Twitter、Instagram、Facebook、TikTok、その他、SNSと呼べるアプリは全て消した。 理由は単純で、疲れてしまったから。 この2年間、私は定期的にSNSに投稿していた。それは暇つぶしでもあり、承認欲求を満たすためでもあり、イベントや大学での活動を宣伝するためでもあった。 コロナ禍のオンライン授業の中で、大学の友人たちと繋がる唯一の方法がTwitterやInstagramであったことは、SNSが私の生活にとってなくて

        • The Prom〜LGBTQがテーマの青春映画を観た。

          先日、NETFLIXでThe Promという映画を観た。 インディアナ州の高校に通うエマはレズビアンで、恋人と共にプロム(ダンスパーティー)に参加しようとするが、それに反対したPTAによりプロムは中止となる。彼女たちを救おうと落ちぶれたブロードウェイスターたちがやってきて... ブロードウェイミュージカルを映画化したコメディ映画。 作中でエマと恋人のアリッサが歌う「Dance With You」という曲があるのだが、それを聴くと自分の高校時代を思い出す。 ♪ I don

        〈みんな平等論〉が不可視化するもの

        • 〔記事〕ポーランドがLGBTQ+の人々にとって居場所のない国となっていった経緯(日本語翻訳版) By Amaal Julia Paterczyk 日本語訳:Yuna https://sites.google.com/view/sunset-7/lgbtq/lgbtqpoland

        • SNSを全部やめた話

        • The Prom〜LGBTQがテーマの青春映画を観た。

          ラベルは何のためにあるのか。(前編)ー自分に合ったラベルを探すために役立つ6つの概念

          はじめに ジェンダーやセクシュアリティについて勉強していると、アイデンティティや性に関する概念に付けられた様々な名前(≒ラベル)に出会う。 「ラベルを貼る」とは、レッテルを貼るということである。レッテルを貼るというとネガティブな印象を受けるが、例えば自分のセクシュアリティを人や自分自身に対して説明するとき、ラベルは非常に役立つと考えられる。 女性を性の対象とする女性はレズビアンというラベルで説明されるし、性の対象とする人のジェンダーを問わない性的指向はパンセクシュアルと

          ラベルは何のためにあるのか。(前編)ー自分に合ったラベルを探すために役立つ6つの概念

          「LGBT」と括ることの違和感を突き詰めた。

          こんにちは。久しぶりのnote投稿です。 今日は私が過去に抱いていた違和感と、その違和感を消化できた話をしたいと思います。 私はここ数年、「LGBT」「性的マイノリティ」「同性愛」といった言葉を何度となく使ってきました。それは私自身がレズビアン(女性を性的/恋愛的対象とする女性)であることが最も大きな理由ですが、その他にも人生の様々な場面でLGBTという言葉を使ってきました。 まず私が「LGBT」または「LGBTQ+」などという言葉と初めて出会った2014年頃。振り返っ

          「LGBT」と括ることの違和感を突き詰めた。

          インターネット時代の友だち作り

          note初投稿。こんな話題から始めたいと思う。 2019年の4月、私はツイッターで一人のポーランド人に出会った。仮に名前はリディアとしておこう。 リディアと私は同い年の2000年生まれで、最初はお互いの投稿にいいねをしたり、たまにコメントをしたりする程度の仲だった。しかしそんな関係が2週間ほど続いた頃、リディアから突然ダイレクトメッセージが届いた。 「私と文通をしませんか?私たちは気が合いそうな気がするんだけど。」 私も気が合いそうだと思っていたので、「いいね!」と返

          インターネット時代の友だち作り