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【詩】うみのせかい

ある日 
泡の音で目が覚めた
小さな泡が生まれて
きらきらと光る方へとのぼっていった

私はぼんやりと光を眺めながら
ときどき壊れそうな泡に触れて
少しずつ浮かんでいく

息を吐く

私は目を瞑って

また眠りにつく