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院試記録③

4月末に公開すると宣言していたにもかかわらず、もう5月も半ばになってやっとの公開になってしまいました。怠惰な後回し癖を治さなくてはと思っているのに、思うだけで行動に移せない自分が情けないです。

さて、今回のサムネイルは昨年8月に行ったエヴァンゲリオン大博覧会で撮った写真です。使徒を踏みつけにする初号機の、禍々しさと神々しさが混ざった姿がとてもかっこいいと思います。写真だと伝わりづらいのですがかなり大きく、台座だけで腰の高さくらいはありました。頭部の先までだと2m以上あったのではないかと思います。これを飾れるくらいの豪邸に住みたいです。

それでは本題に移ります。4月の進捗ですが、正直に言うと報告できるほどの内容がほとんどありません。4月から自動車教習所に通い始めたとか、引き続きバイトの繁忙期だったとか色々言い訳はあるのですが、最たる原因は自分の怠慢です。
関心のある分野の本は一冊読みかけで、その他に二冊だけ読みました。後ほど触れたいと思います。

読書の他に進めたこととして、大学の指導教員と卒論についての面談を行いました。私の所属する専攻では卒論の準備段階として卒論で扱う予定の分野について1万2000字ほどのレポートを書くのですが、その評価と卒論の方針についてやりとりしました。結論としては、方向性を固めるためにもとにかく先行研究を把握・整理しなければならないとのことでした。まあそれしかないよなあと思いつつその日は研究室を後にしました。

4月に進めた内容は以上です。「これだけ⁈」と言う感じで自分でもすごく焦っています。一番自分が危機感を抱いているのは、ほとんど本を読めていないこと、つまり専門分野に関しての知識が何も増えていないことです。そのために卒論のテーマも方向性も決まらず、最終的な志望校を決める基準も修士課程のビジョンも定まっていません。書いててどんどん焦ってきました。

では、毎回「本を読む」という課題を課しているのに全く捗らないのはなぜなのか?
考えてみたところ、「締め切りがない」のが一番の要因だと気づきました。そこで、実験的に今月からセルフ締め切りを設けて読書記録をnoteで公開することにします。手始めに4月に読んだ2冊を紹介します。

①千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために』

本書は「勉強」について、原理編と実践編の二つに分けて論じたものです。
原理編では、「勉強」とは「自己破壊」であり、今まで自分がいた環境のノリからあえて抜けることとであると述べています。そして今いる環境のノリから抜けて新しい環境のノリに移るためには、言語の使い方が重要であるとし、その環境における言葉の使い方を客観視する方法について述べています。
実践編では、「勉強」とは「何かの専門分野に参加すること」とし、その具体的な方法として、入門書にはじまる読書の方法や、書く技術の身につけ方について述べています。

今まで試験(入試、定期考査、検定など、、)のための勉強しかしてこなかった私は、「勉強とは何か」を知りたくてこの本を手に取りました。読んでみて、本書における「勉強」とは私が今まで「研究」と捉えていたものであり、今まさに必要となる「勉強」であることに気づきました。

恥ずかしい話、大学院に進学して好きなことについて研究したい!と思っていましたが、そもそも具体的に何をするのか理解していませんでした。この本を読んでそれを自覚した今、ふわふわした足を地につけるために、大学・大学院における「勉強」の方法論をやっと身につけ始めたところです。大学に入った時にするべきことだったなととても後悔しています。3年前期のうちに必ず巻き返します!

②Tak.『アウトライナー実践入門 「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術』

アウトライナーというソフトと、それを使って文章を書き、考えるアウトライン・プロセッシングについて基本から実践までをわかりやすく解説したものです。
アウトライナーの基本的な構造や操作の説明から、それを文章構成に留まらない生活のあらゆる場面に活用させる方法について、具体例を豊富に用いながら述べられていました。

本書は先述した『勉強の哲学 来たるべきバカのために』で紹介されていたもので、内容が気になったので読んでみました。タイトルの通り実践しやすく章立てされており、このnoteを書くにあたってアウトライナーを使ってみましたがすんなり使うことができました。レポートの構成を考える時やタスク整理にも少しづつ活用しています。

このような形式で読書記録をつけていこうと思います。あまり凝ってしまうとまた後回し癖が出てしまいそうなので、最初のうちは簡素でも期日を守ることを最優先にしたいと思います。今月中に読む書籍と読書記録の投稿日は以下の通りです。

・吉村和馬編 清水勲 内記稔夫 秋田孝宏『マンガの教科書 マンガの歴史がわかる60話』 →5/16(月)
・三輪健太郎『マンガと映画 コマと時間の理論』 →5/21(日)
・小熊瑛二『基礎からわかる論文の書き方』 →5/28(日)

最後に、残り2週間のタスクを整理します。

①上記3冊を読み、読書記録を投稿する。
②志望する院の過去問を閲覧し(申込済み)、英語や専門科目の学習方針を定める
③志望する院の説明会に参加する

基本は以上の3つです。そろそろ大学院や研究室の説明会が行われる時期なので、開催告知を見逃さないよう気をつけます。

今回のnoteは以上です。ここまでお読みくださりありがとうございました。
次回のnoteは5月31日に公開致します。

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