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空き時間スナップ。APO-LANTHAR 35/2の使用感を。

おはこんばん

MFしか無いレンズを触って一年弱。
アポラン50mmをずっと触っていて思うことは、マニュアルも良いもんだねっていう簡単なことです。

AFないなんて不便。

そんな気持ちのまま左手を添えてヘリコイドを回す。
ピントがスっと合っていく感覚。

たまらんです。

もちろん、この不便さもモノが良いから楽しいと思える。
そんな気がします。

普通のAFレンズを使用していてたまに思います。
意図した場所へピントが合わないことも言ってしまえば不便なのでは。と。

まぁ偉そうなこと言ってますが、カメラ歴一年と数ヶ月なんですよね。
その辺りの背景も合わせて読んで頂ければ。


前置きはさて置き、今日は35mmのAPO-LANTHARを数日使用したフィーリングについてまとめて行きます。


Day1(朝活)

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/1000,iso100
LightroomClassic 現像済み

いつもの青。

この落ち着くいつもの景色を新しい機材で。楽しいですね。。。
干潮か満潮か、晴れか曇か。時間帯は。
同じ場所一つにしても色んな表情があるので、それを考えながら、見て感じてシャッターを切るのは楽しい。

んでもって、35mmはやっぱり広いなと思います。
主題の上下に余白の海と空を多めに。
かと言って広角すぎると、今度は余白が大きすぎると思うので
主題が明確にあるのであれば案外丁度いい画角かも。
なんて。

因みに自分が青を感じるのは主に日が登りきった直後くらいの朝ですね。
出社前の朝活なので、これが冬が深くなってくると、感じる色味も変わります。

朝活はこれだからやめられないってばよ。

本題だったはずのAPO-LANTHARに対するフィーリングが疎かになっている気がするのですが。一旦は気にしない。

Day1(昼活)

本題です。

お昼ごはんはそこそこに、会社を飛び出します。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/2,ss1/8000,iso100
クリエイティブルック:FL

昼活で曇ったが気にしない。

まずは開放で一枚。アポラン50よりも派手に周辺減光が出ている気がします。
下名的には周辺減光はアジだと思っていますが、それを意図して作品に組み込めるかはまた別の話。。。

APO-LANTHARは各諸収差がほぼ出ないかわりに開放付近での周辺減光が目立つレンズです。

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/8,ss1/320,iso100
クリエイティブルック:FL

周辺減光なんで絞ると当然改善しますね。

(周辺減光好き好きマンなのでカメラ側の補正は良く切っちゃいます。)
(レンズ交換後にやらかす)


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/8,ss1/320,iso100
クリエイティブルック:FL

noteだとどうなってるか記事を上げるまでわかんないけど、是非等倍で見てほしい一枚。(確認してみたら結構劣化してるぽい)

意味不明なくらい解像してます。四隅がまるで劣化してない様にも見えます。

ある意味で恐ろしいレンズ。
妻氏曰く化粧の粗がはっきり解るのでやめてほしいらしい。
うん。やめない。

※note直張りしてるけどそのうちもっとなんか考えてみよう。伝えたい画質はこんなもんじゃない。

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/400,iso100
クリエイティブルック:FL

どこかの誰かが言っていた、APO-LANTHARで錆を撮れという言葉。
確かに錆の質感みたいなのがよく分かる。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/2500,iso100
Lightroom Classic 現像済み

コレは、35mmだなって画角で収めた一枚。
旭大橋。

50mmより広い画角を活かせた構図にしてみました。
堤防の奥行きから大橋のサイズ感。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/2,ss1/4000,iso100
クリエイティブルック:FL

これは、Instagramのピーマン狂とかいうアカウントに投稿したキャプション芸の元ネタです。
ピーマンにマスクしてそれ以外の彩度を0にしたり、更にはキャリブレーションでレッドとブルーの彩度すらも0にしたのがコレ。

上記写真をLightroom Classic 現像

キャプション芸くらいしか個性だせない気がしてるので、これからもキャプション芸で一芸を磨いて行きます。いいねが欲しいわけでは無いのよ。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/2,ss1/4000,iso100
クリエイティブルック:FL

ちょっとしたボケ確認用ピーマン。
このボケの質感を言語化できるようになりたい。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/2000,iso100
クリエイティブルック:FL

ここで問題です。やっとフリンジ君がログイン致しました。どの辺り?

ご想像の通り中央左上らへんですね。クレーンのワイヤーは流石にこの距離感でフリンジがでましたね。
まぁちょっとこのショットミスっててピント面曖昧な気もするので今度はもっと絞って撮り直します。。。
※ここでも解像度低下問題が、、、


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/800,iso100
クリエイティブルック:FL

猫じゃらし。ピント面のふさふさがすごい。語彙力を失います。
元からないだろって?そうだよ。

近接撮影距離も0.35Mなのでf/4でもそれなりにボケてくれます。
ボケもどうでしょうか。あまり騒がしくないと個人的には思っておりますが。


ピ…


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/1600,iso100
Lightroom Classic 現像済み

そうだね。ピーマンだね。

そもそも何故ピーマンなのか。

「ふぁらおキングダム」をグーグル検索して、君も一緒に高みを目指さないか?

一日使ってみて。

50mmより広いので、景色を見ながら、さてどうフレーミングしようかというのをより強く感じました。

足し算と引き算が難しい。

余白の使い方をもっと学ばなければ。(どの焦点距離にも言える)

逆に主題が大きいと、助かりますね(?)。


Day2(昼活)

さて、曇り空のコントラストは先日確認できたので、今度は日を跨いで晴れの日に。

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/2,ss1/8000,iso64
クリエイティブルック:FL
APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/2.8,ss1/6400,iso100
クリエイティブルック:FL
APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/2500,iso100
クリエイティブルック:FL
APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/5.6,ss1/1250,iso100
クリエイティブルック:FL
APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/8,ss1/800,iso100
クリエイティブルック:FL

各絞りで。
うん…露出計見ながら撮ったけど、失敗してるぽい。同じ絵を並べるとわかりやすいね。。。撮ってる時は大丈夫だと思ったんだけどなぁ。。。
わかりやすい失敗例として禊に使います。noteに貼ることで自ら戒めていくスタイル。

あと開放の周辺減光はやっぱり50mmより大きい気がする。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/1600,iso100
クリエイティブルック:FL
APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/2500,iso100
クリエイティブルック:FL

順光とちょい逆光。

この警戒船、カッコいい。
是が非でもという強い意志で、ドラゴンプロムナードを画角に入れる勇気。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/1250,iso100
クリエイティブルック:FL

ちょっと離れた位置から。
これ伝わんないかもしれないけど葉脈の描写本当に最高なんだよね。

接写しなくてもパキパキ。

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/250,iso100
クリエイティブルック:FL

猫chanみっけ。

これは完全に35mmじゃいかんなぁという例です。

ちょっと近づいたら警戒心のある猫だったので、秒で逃げました。
バイバイ。ありがとう。さようなら。(脳内再生できた方、歳ですよ)


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/640,iso100
Lightroom Classic 現像済み

雄しべ君と雌しべちゃんにフォーカスを。
気持ち発色が良いので現像で色乗せしても破綻しにくいイメージ。
これはちょっと35mmの広さが仇になってる感じはします。
右上トリミングしても良かったかな。


APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/1250,iso100
Lightroom Classic 現像済み

真面目にレタッチ。
キャリブレーションで緑強めに、ピント部のパキパキ感を活かすように主題と背景の明暗差を少し強めに。

この一枚は、50mmだと背景情報が少なく主題の花だけにフォーカス当てることになっていたので、35mmのお陰で余白の情報を少し多めにして、
邪魔にならない程度に背景を増やして主題をより明確に。
パースが効きにくく、尚且つ50mmより背景を増やせる…そんなレンズなんですね。35mmって。

と言っても50mmも背景は大事。
それがより更に大事に思えるレンズが35mmってことなんだなとファインダーを除きながら感じました。

閑話休題

過去の写真レタッチして思うけど、APO-LANTHARってシャドウ部が破綻してなくてレタッチ耐性が良い気がするんですよね。

そりゃね、GMレンズとか使ったコト無いので、サードとかと比べて…ですけど。

あまりにも解像感が良いので、自分の目で見たまんま以上のものが視えてくるイメージ。

でもコレは、写真を撮ってるというよりレンズにおんぶにだっこされているイメージ。

何時か必ず、自分の目で見て感動した景色をそのまんま写真にできれば良いなと。
研鑽あるのみです。


Day3(朝活)

フィーリング確認最終日。
これから雨が降りそうな予報なので、一旦ココまでとして。

APO-LANTHAR 35mm F2.0 Aspherical f/4,ss1/500,iso100
Lightroom Classic 現像済み

いつもの景色に、いい感じで船が並んでいたので。
あと干潮だったので、ちょっと上から煽ってみたり。

これも35mmだから撮れた事と思うとちょっと楽しい。

徐々に秋になってきているのか、はたまた雲が多かったか。
日の光が足りず青を感じませんでした。
キャリブレーションで青を上げても青がやってこない。

こういう気付きを得て、自分の感覚が合っていることを識るわけですね。


総評

さて、長々と書き連ねてきましたが結論で言えば。

たのしい

ただ一言に着きます。

使いやすいかどうかなんてのはMF限定レンズでなんなら防塵防滴に配慮されて無くて、動体撮るのも大変なレンズです。
言わなくても解ると思う。

それでも楽しいと思える描写をしてくれるのが、このAPO-LANTHARなんだろうという事だけはわかります。

35mmという画角について、自分自身が常に50mmを振り回して来たのもあって、とても新鮮な気持ちにはなりました。

どっちが良いか?というよりもどっちにも良さがあると感じましたね。
画角を整理する癖が付きそうだなと思ったのは35mm。
王道を極めんとするなら50mmでしょうかね。

個人的に、35mmの方がカフェ等のテーブルフォトには向きそうなので、多用しそうです。

ただ、50mmよりは微弱ながらパースも効くので、ポートレートはちょっと気を使いそうだなとも。

ポートレート関係は週末、ハウステンボスに赴くのでそちらで使い倒してからまた、文章にしていきたいですね。


と、言うわけで。
次回はハウステンボスで35mm使い倒してみた。でお会いしましょう。

それでは、また。

※なお、週末天気が悪いみたいなので、駄目だったら予定を変更して何かしら書きます。

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