変幻自在の真鍮素材(87/100回)
真鍮の仕上げはバリエーション豊かです。
真鍮の色をそのまま使った「生地」、ムラのある「アンティーク」、古びた風合いの「古美仕上げ」それに古美の中でも明るさを変えた「彩美仕上げ」、薬品と炎で仕上げた「まだら仕上げ」と同じ金属には見えない程に様々な表情を見せてくれます。
一つ一つ手作業で薬品を塗布して、色を変えていき、良いタイミングで水洗いをして変色を止めます。
薬品の濃度を変えるだけでも仕上がりは大きく変わります。
どれ一つとっても全く同じものにはならないので、毎回どんな仕上がりになるのかワクワクします。
それと同時に一瞬たりとも気を抜けない時間でもあります。
お客さんにとってはお手元に届くまで、どんな仕上がりになっているのか分からないので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
サニーサイドスタジオの製品は「工業製品」ではありますが、工芸的な素材の魅力を引き出す技法も取り入れたものづくりを行なっています。
いつもお読み頂きありがとうございます!