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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】11月16日(水) 237日目:番外偏#3

今日も長男のシフトは昨日と同じ時間帯だった。

昨日のこともあって、夫は長男を運転させず夫が職場まで連れていった。

帰りは夫は愛犬Buzzのトレーニングがあるので、私が長男をpick upした。

いつもは後部座席に座る長男が、今日は私の隣の助手席に座ってきた。

夫が長男の車の運転中のアグレッションに関して心配していたことを伝える。
すると
「お父さんだって同じじゃん。ぼくには言えないはずだ」
と言う。

そう、夫も車の運転は荒いほうだ。
しかし
「おとうさんがそうだからって、あなたもそれが許されるわけじゃないのよ」
どうしても納得できない長男。

悪いお手本があると困る。
それが言い訳になるからだ。

とにかく、車の運転中は感情を出さないように、と注意をしておいた。
理解してくれるといいのだが。


番外編#2からの続き

当時はインターネットなんて無い時代だ。
入院中は暇でTV、手芸、読書 くらいしかすることがなかった。

ベッドの上でフェルトの小物を作り、左隣のベッドに居るおばさんにプレゼントしたりしていた。

忘れられないのが右隣に入院していた患者さんだ。
胃潰瘍で入院しているのに、夜中になると
「バリバリ」
と音が聞こえてくる。

そう、夜中にお煎餅を食べている音。
胃潰瘍なのにお煎餅をバリバリ。
それが見つかり、看護師さんや医師に怒られていた。

怒られても、夜中に何か食べている。
治すために入院しているのに、これじゃ治らないじゃん、と思った。

両親は仕事が終わるといつも見舞いに来てくれていた。
シャワーも浴びれなかったので、母親が私の体を拭いてくれたりした。

当時、私は高専に通っていたので、学校帰りに同級生や先輩がお見舞いに来てくれたのが一番嬉しかった。

勉強の遅れも気になっていた。
高専は前期後期の2学期制で、正月明けから入院してる私は後期の学年(学期)末試験が気になっていた。

高専は成績や単位取得は厳しく、このまま欠席が続くと進級できないのかなぁ、と思っていた。

入院期間は約3週間だった。

肝機能の値はだんだん落ち着いてきたので入院期間が延びることはなかった。
急性のB型肝炎だったらしい。

しかし、退院してもしばらく自宅療養するようにと言われた。
すぐには学校に戻れなかった。
あまりに入院生活が苦しく、学校に戻りたかった私はとてもショックだった。

結局、自宅療養のまま学年を終えた。
自宅療養中は家で自習をしていた。
幸いなことに学年(学期)末試験を受けることなく進級できた。

前期と後期の前半の成績を元に評価してもらえたようだ。

番外編#4へ続く

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