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【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月17日(日) 24日目:Olanzapine

これまでの長男の agitation で投与されている薬。

Precedex (Dexmedetomidine) : 麻酔薬のひとつ。商品名は「プレセデックス」。抗不安薬、 鎮静作用、 鎮痛作用を持つ。デクスメデトミジンの特徴は、プロポフォール、フェンタニル、ミダゾラムなどの薬剤に比べ呼吸抑制が少ないこと、また半覚醒状態での鎮静が図れることである。
参照 wikipedia より

Seroquel (Quetiapine) : クエチアピンは、ジベンザゼピン系の非定型抗精神病薬の一つである。国内外で商品名セロクエルとして販売される。日本での適応は統合失調症である。アメリカ合衆国では双極性障害にも適応があり気分安定薬として用いられる。 徐放錠タイプのクエチアピンフマル酸塩が販売され、2017年に日本でも気分安定薬として承認を得た。
参照 wikipedia より

Olanzapine : オランザピンは、非定型抗精神病薬の一つである。1996年に発売された。日本国内では統合失調症治療薬として承認され、後に双極性障害における躁症状およびうつ症状の改善する薬剤となった。商品名ジプレキサ。規制区分は劇薬、処方箋医薬品である。糖尿病には禁忌である。 イーライリリー社によって製造販売されている。
参照 wikipedia より

昨晩は長男の agitation が酷かったので Olanzapine が投与されたらしい。これまでとは違う薬だった。

病室に行った時は薬の効き目で長男は眠っていた。

途中目を開けたが、ちょっと虚ろな感じだった。
相変わらず不機嫌だった。
手がベッドに結ばれてるので、”外せ”と言う。

ストレスも溜まってるのか、ベッドを蹴り上げていた。
ベッドのアラームが鳴り、看護師が来る。

夫は、長男が昼間は起きて夜は寝る、というルーチンになってない、と言っていた。

昨日と今日は同じ看護師だったが、夫が言うには昨日言ってたことと、今日言ってることが違う、一貫性がない、と言っていた。

昨日は、agitation になるべく薬を使わないようにする云々と言ってたはずだが、今日は長男の agitation が酷いから薬を投与してる云々。

夫と看護師が病室の外で話していると、長男が夫を手招きしていた。
夫が長男に何か言いたいことがあるのか?と聞き、長男に携帯を渡した。

すると長男は、夫宛にテキストメッセージを送った。

「彼女(看護師)は、患者ではなく paycheck (給料) を気にしてる」

夫が私に言う。
「看護師に対して同じ感触を感じてるぞ、長男は」

私はそう思わなかった。
長男を看護してる看護師さんには感謝だ。
夫と長男が看護師を非難するのはあまり好きではない。
こうやって人を判断するのも好きではない。
私は看護師はちゃんと彼女の役割の仕事をしていると思っている。

その後も病室に来た看護師と夫が色々議論していた。
長男は目を閉じて寝ている。
いや、寝ている振りをしてるのでは?と私は思ってしまった。

今は脳損傷の回復時期。
この時期の agitation は脳内に記憶されないらしい。
落ち着いた環境に行き、リハビリをすることで脳が新たに活動を始めるのだろうと思う。
一体いつリハビリ施設に移動できるのだろうか…。

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