見出し画像

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】8月7日(日) 136日目:Simple Life

快晴の日曜日。
夫の家族ぐるみの友人Maryのfarmへ出かけた。
うちから約2時間のドライブ。

長男、次男も一緒の久しぶりの家族での外出だった。

Maryはたぶん70代後半だろう。
一人で広大なfarmを管理している。

競走馬、乗馬、などの馬の世話をしていて、farmの敷地内には室内馬場もある。

若い頃は看護師をしていてベトナム戦争でも働いていたと聞いた。
土地柄、乗馬をしていた人が多く、Maryもその一人だ。
亡くなった夫の継母はMaryの友人で、元オリンピック選手。
乗馬の競技会では審査員も務めていたらしい。
Maryと継母が古くからの友人ということで、私達家族もたまにMaryのfarmに馬を見に行くことがある。

数か月前に仔馬が数頭産まれたということで、長男のセラピーも兼ねて見に来ては?と誘いを受けていた。

馬を撫でたり人参を与えたり、馬と触れ合うと気分が安らぐのはなぜだろう?

Maryはこのfarmを数年前に売ったらしいが、死ぬまでずっとこの敷地内の家に住み続けられるらしい。

Maryはまったく贅沢をしない本当に質素な生活をしている。
広大なfarmを持っていたので十分な資産があるはず。
それでも、古いJeepに乗っているし、家も豪邸ではなく普通の家に住んでいる。

Maryにとっての贅沢は馬の世話をすることらしい。
それほど馬を愛している。

そういえば、亡くなった夫の両親もMaryと同じだった。

本当の金持ちは無駄な贅沢はせず質素に暮らすことで十分な幸せを感じているんだろうと思う。

MaryのようなSimple Lifeに憧れてしまうのは私だけではなく夫もそうだった。
それを知って安心した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?