【突然交通事故にあった長男の闘病日記】4月2日(土) 9日目:再延期

昨晩は、脳に感染症が出ているかどうかの骨髄検査の結果が気になり眠れなかった。
朝起きて夫に話したら、
「今日の早朝に検査結果が出て問題がなかったようだよ」
と教えてくれた。
一安心。

昨晩夫は、息子に投与されているプロポフォール(Propofol)の量が多いのではないかと心配して病院に電話をしていた。
今の病院では転院前の病院の倍の量が投与されている。
それもあってか長男は酩酊状態のように見える。
問いかけにも虚ろだった。

今日、夫と病院に行った時にプロポフォール(Propofol)の量が減らされていたのか長男の意識がだいぶあった。
問いかけると目をあける。
質問すると、首を縦に振ったり横に振ったり、親指を立てて”グー”のサインを出したり。
医者の問いかけにもちゃんとうなずいていた。
それを見て涙が出た。

長男はちゃんと私たちの言ってることを認識している。

医師からは、顔の手術はwait listで、たぶん今日の手術は無理だ。
ただし、最新の症状を知りたいので今日か明日の朝にMRIを撮って手術に備えるらしい。
たぶん、手術は空きがあれば明日、無理であれば明後日月曜日になるようだ。

早く手術が終わってほしい。
それまでの辛抱だ。

長男の症状も日々良くなっているので今日は安心して眠れそうだ。

一週間前、生死の境目をさまよっていた長男が生きていることに感謝。

夫が「長男がボクを見る目が、何か怒られるんじゃないか…という目つきだった」と言っていた。
今回事故を起こして罪の意識があるのでは?と言っていた。
夫は「長男が生きてることが一番だ。怒るわけない。生きて帰ってきてくれたことが一番だ」と。

交通事故を起こした長男もだが、家族の私たちも何が一番大切か、価値観が変わったと思う。

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