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VIC州でH7N7鳥インフルエンザ発生

近日ロックダウン中のビクトリア州のフリーレンジエッグファームでH7N7鳥インフルエンザウイルスが発生した。提示した写真がフリーレンジエッグの鶏たちの実態。商業用のフリーレンジとは決してフリーレンジエッグのエッグカートンなどに貼り付けてある写真のようなものではない。

昼間は決して十分とは言えない限られたスペースに放たれることもあるが夜間は例外なくこのようにぎっしりと詰め込まれた糞だらけの汚い場所に押し込まれる。これがフリーレンジエッグの鶏たちのおかれた環境でありケージエッグの鶏同様にパンデミックの繁殖地になるということは容易に想像できるだろう。

私は数年前に地元で有名なフリーレンジ養鶏場へ見学へ行き絶句した。このことはまた別で書きたいと思う。

人畜共通感染症に関する懸念は野生生物の取引に限定されない。このような畜産農場や食肉処理場で小さな領域に多くの動物が詰め込まれることによっても起こるのだ。

ビクトリア州の養鶏場は敷地内のそこにいたすべての鶏を殺し封鎖した。しかしながら動物性食品の需要を完全に止めない限りこのような悲劇は繰り返し起こるのである。


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