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牛乳のカルシウムが良くない理由

「乳製品は一切取りません」というと「カルシウムはどうするんですか」という質問がくる。

頭の中の情報が古い人たちの脳内は「牛乳=カルシウム」なのだから仕方ないのかもしれない。

でも様々な研究がなされて多くの事実が科学により証明される現代において牛乳がカルシウム源だという神話は既に崩壊している。

人間の骨を丈夫にするカルシウムには体内でマグネシウムと一緒になることで骨の再石灰化を促進して体の機能を維持し骨を丈夫にしている。

ところが牛乳という食品にはカルシウムは多く含まれているがマグネシウムが極端に少ないのだ。これはCal/Mag比という指数で10:1に近い。(比率の理想は1:1である)カルシウムだけが多いと骨の再石灰化が行われず更に血液中に多過ぎたカルシウムが滞り血管内や内臓に悪影響を起こすのだ。

乳製品を多く摂取する国の人々の方が骨粗しょう症や骨折する人の確率が多いという研究結果においてそれは確実に証明されている。牛乳をはじめとする動物性の乳製品は骨を強くするどころかもろくするのです。

一方、野菜や豆類や大豆食品、海藻やナッツ類などはカルシウムとマグネシウムの比率が最適に含まれています。カルシウムを食品から摂取したいのならマグネシウムがしっかりと含まれたこれらの食品から摂取することが善策であることは多くの科学者により証明されています。

そもそも牛乳は仔牛の為の飲み物であり人間が無理矢理に牛を妊娠させたうえに仔牛から奪い取り摂取するものではない。乳牛たちは人間の手により生産性を高める品種改良をされ地獄の苦しみと悲しみと共に搾取され続けている。倫理の観点からも健康の観点からも酪農が廃止されるべき産業であることは多くの人々に周知されるべき現実なのです。

大人になり牛乳そのものを飲むことはあまりないかもしれませんがいつも飲んでいるそのコーヒーに入れるミルクを植物性にしてみませんか。スーパーマーケットの棚に多くの植物性ミルクが並んでいるのに気付いていますか。便利な世の中に生きる私たちにはもっと健康的な牛乳の代替え品はいくらでもあるのです。わざわざ健康や環境に悪く非倫理的な牛乳を選ばなくてもよいのです。




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