salvation

途方にくれて
吹雪の街を
交差点から眺めていた

行き交う人は
誰もみな
ほんのり楽しげで

金曜の夜は
金管楽器の
音色みたいに鳴った

こんなに酷い
天気なのに
なぜかドラマチックに

都会の街に
取り残されて
ふるさとに手を伸ばす
しんしんと降る
雪の中で


閉ざした心
そっと開いて
じっとここから眺めていた

行き交う人は
誰もみな
ほんのり哀しげで

日曜の朝は
木管楽器の
音色みたいに鳴った

こんなに冷えた
空気さえも
すべて包み込むよう

固く凍った
根雪の下に
まだ遠い春想う
しんしんと降る
雪の中で

ほんの僅かな
希望と夢と
まだ遠い春を想う
しんしんと降る
雪の中で


※詞になるように、校正中。

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