母になって子ども時代の自分を愛せるようになった

20代とか30代の頃とか、若い頃。
子ども頃の自分を思い出すと恥ずかしくて、
本当に自分が大嫌いだったんですね、私。

例えば、小学生の頃の

友だちに冷たい一言を言った私。
親に反抗した私。
悪ふざけした私。
上下で色がぜんぜん合ってない服なのに自信満々だった私。
天然パーマの髪の毛グリグリでメガネでぶっちゃいくなのに、自分はかわいいって思ってた私。

なぜかそういうことだけ、小さい頃の記憶が鮮明で、
どれも思い出すたびに、恥ずかしくて、
なんてひどい、ダメな人間なんだと思って、
本当に自分が大嫌いでした。

でも自分が親になって、子どもを育ててみると、

友だちに冷たい一言を言っちゃってケンカしてくるわ、
親に反抗もするわ、
悪ふざけは日常茶飯事だし、
服もチェックにストライプのシャツを合わせようとするわ、
寝癖たっぷりでも、全然お構いなし。

恥ずかしくって、記憶から全部消してしまいたい
過去の自分の姿を、毎日、目の前で繰り広げる息子たち。

でもその子どもたちの存在は全然嫌じゃないんです。

馬鹿だなー。
笑えるなー。

とは思うことはあっても、 とっても愛おしい存在。

そっか、子どもってそういう存在なのね。
そうやって大人になっていくのね。

っていうのを子どもに見せてもらえて。

そうしたら、大嫌いだった記憶の中の
小さい“さくらちゃん”を
私は私なりに精一杯生きていたんだなって、
優しく、受け入れることができるようになりました。

子育てを通じて自分の隠したい生い立ちが
浄化された感じです。

嫌だった自分の過去を、受け入れることで、
今の自分にもオッケーを出せるようになりました。

自分にオッケーを出せるようになると、
他者にもオッケーを出せるようになりました。

子育ては親育て

なんて言葉も聞きますね。

子育てを通じて親も一緒に成長するよということですが、
ここでいう成長は

子どもに寄り添える
子どもの世話が上手にできる
子どもが頼ってくれる

みたいな母親業の経験値が上がる
っていうことだけじゃなくて、

私個人のあり方とか、人生の捉え方とか、
人間そのものも含めて成長できるってことなんだなと感じます。

皆さんはご自身を振り返ってみていかがでしょうか？
皆さんは子育てを通じて、どんな成長をさせてもらていると感じますか？

よかったらまた聞かせてくださいね。

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