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解決策よりもまずは共感を

日常生活の中で、解決策じゃなくて共感が欲しい場面ってありませんか?

たとえば、仕事から疲れて帰ってきた時。

「はー、疲れたぁー。夕飯の支度めんどくさいわ」

と言ったあなたに
ご主人から

「仕事を切り上げて帰ってくればよかったんじゃない?
疲れて夕飯の支度が面倒になるのなら、 出かける前に準備しちゃうとか、方法はあると思うよ。」

と言われたらカチンときませんか? ^^;

そうじゃなくて、

「そっか。疲れてるんだね。
それなのに夕飯のこと考えてくれてありがとう」

って言って欲しい。

そう言ってもらったところで
夕飯の支度の負担が減るわけではないけれど、頑張れそうだなって。



そう。
解決策やアドバイスじゃなくて、ただ共感をして欲しいことってあると思うんです。

それは子どもも同じかなって思います。


先日、次男のツー太が学校の課題の悩んでいる時に、

「もう、ママ。何を書いたらいいの?難しいー」って愚痴をこぼしたことがありました。

それを聞いた私は、

じゃあ、◯◯って考えてみたら?
他にはどうかな?
こう考えるのはどう?

と質問したんです。

そうしたらみるみるツー太の表情が曇ってきて
あからさまに不満そう。

しまいには
「もうそんなに書かなきゃいけないの?めんどくさい」
と余計に機嫌を損ねるという始末。


こちらからしたら
「何を書いたらいいの?って言ったから手伝ってあげたんじゃないの?
だったら最初から自分ひとりでやってよ」

と言いたくなります。
そうなるとだんだんと険悪なムードに。。。


私はどうすればよかったんでしょうか?


そう。

最初に例として書いた、
奥さんとご主人の会話のように
アドバイスをしたり、解決策を考えるのではなく、
まず“共感”を伝えればよかったんですね。

そっか、宿題難しいんだね。大変なんだね。
それなのに頑張ってるね。

って。

それを先に伝えてあげれば、
機嫌を損ねることなく、課題ができたかもしれない。

もしくは「どうしたらいいか分からないから一緒に手伝って」と
言ってくるかもしれない。
そうしたらその時にはじめて、さっきのような問いかけをして
寄り添ってあげればいいんですね。



子どもからの愚痴に対して “共感”を伝えずに
ああしたら?
こうしたら?

だけを伝えていたとしたら、

「めんどくさいからもうママの前で愚痴を言うのはやめよう」

とありのままの感情を吐くことを我慢してしまうかもしれません。

感情はポジティブなものだけでなく、愚痴のようなネガティブなものであっても感じたことを否定してしまうと、その子の存在を否定することになります。

もしくは

「愚痴ればママが一緒に考えてくれるから、楽だから、愚痴っちゃおう」

と面倒な思考を伴う課題があったときに、
すぐに親に頼るようになってしまうかもしれません。
そうなると、思考力を育てることができません。


どちらにしてもあまり良さそうではありませんよね。


子どもが愚痴をこぼしたら、

そんなこと言わずに◯◯しなさい

と命令したり、

こうしたらいいんじゃない?

とアドバイスをするのではなく、

まずは“共感”を伝えてみる

そうすることで、愚痴をこぼしたい状況になっても自分で解決できる子、自分で乗り切れる子になります。





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