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37歳まで結婚しなくて良かった理由

焦らなくてもいい。「結婚したい」と焦っている人全てに伝えたい。



私たちの年代では一般的に30歳過ぎてくると未婚の友人たちが減ってきた。次々に結婚していった友人たちとは疎遠になり週末銀座に繰り出して飲みに出歩くなんてことは難しくなった。高校時代に仲が良かった10人の友人たちの中でも私含め二人を除き8名が30歳までに結婚した。現在、36歳の別の友人も同じことを言うのだからおそらく傾向は変わっていない。

最近では晩婚化と言われつつも結婚したい子達は男も女もすぐに結婚を決めていく。会社員時代、デキル後輩くんが部下にいたが大学時代からお付き合いしていた子と25歳で結婚していった。一部では晩婚を感じさせない世の流れもある。

結婚して家庭を持って、30歳前半でママになり。そんな友人たちを横目で見ながら私は仕事に明け暮れていた。30歳目前で夢だった海外赴任を実現させ日本を離れてる。会社の状況もあって数年で日本に帰国するのだがそこから結婚する気配もなくキャリアに邁進した。

帰国して長く付き合った彼がいたが、当時の彼と結婚したかったかと言われればそんな気持ちもあったけれどなぜかことはうまく進まなかった。でも今思うとそれも必然だったのかもしれない。そうでなければ夫と出会うことはなかった。

そこから私は31歳から36歳までの5年間、その彼と付き合うことになる。両親に会わせたこともあったし結婚の話も何度か出たが、彼も起業したてでそれどころではなかった。

両親や上司からは「結婚しないの?」という圧が年々強くなり”彼氏がいる”という事実だけを伝え場を和らげてきた。「なんで結婚しないのか?」と集中砲火にあうこともあった。”そんなこと言われても・・”と内心思いながら大概そのような話になる日は飲み会後に涙しながら帰ったこともあった。なぜそんな言われようなのか?悲しくなった。結婚したいと言うよりかは「好きな人と一緒にいたい」という気持ちが強かった。

友人たちが結婚していくと週末に遊ぶ友達もいなくなり時間をやり過ごすためにスクールに通ってみたりジムに行ってみたり。私的には日曜日の夕食時が一番嫌だった。一人で自宅でご飯を食べるあの寂しさはなんとも言えず、家族と一緒だったらなぁと辛い日々を過ごした。

もちろん結婚していなかったが故にできた経験もたくさんある。趣味を通じて一生の友人もできたし、東京中のレストランに出向いていろんな人と出会い社会勉強もできた。ある程度のことを一通り経験してもう満喫し切ったという感じだ。

37歳で夫と出会い結婚し「残り物に福がある」とはまさにこのことかもしれない。夫には失礼かもしれないが今まで結婚をせずに本当に良かった。

早くに結婚を決めて離婚する人もいる。若気の至りで深く考えずに決めた相手とはうまくいかなくなり、離婚という最も煩雑なプロセスに時間を割く。その経験も必ず人生の役に立つとは思うができれば経験したくない。孤独で苦しい30歳半ばを乗り越えて今夫と出会い結婚できたことを本当に感謝している。

晩婚であっても何も悪いことではない。「いい相手はもういない」と言われたりするけれど決してそうではない。むしろ同じように年齢を重ねるまで一生懸命人生をまっとうしている人はいるし、それだけ価値のある人たちと出会える可能性が山ほどある。人生、頑張っている人だけにしか与えられない出会いや経験がある。

いま、悩んでいる人がいても決してあきらめないでほしい。努力や想いは必ず報われる。あなたがそれだけ価値ある人であれば必ず出会える。晩婚だからこそ誰よりも幸せな結婚生活を手に入れられるのだ。

悩んでいるたくさんの方にこのメッセージが届きますように。スキを押して広めてもらえると嬉しいです。


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