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じっちゃまの言う「NY」とは

■NYのじっちゃまイチ押しホテル

ニューヨークにはお洒落なホテルはいくらでもあります。でも……僕とワイフの好きなホテルはレジデンスイン・ニューヨーク・セントラルパーク(1717 Broadway)。ここはめちゃくちゃお買い得感ある。


ホテルに関しては投資銀行に勤めている時、嫌と言うほど沢山泊まったし、予算からすればレジデンスインなんて普段なら絶対泊まらない。もっと高いところにします。


しかし……レジデンスイン・ニューヨーク・セントラルパーク(→NYには沢山レジデンスインがあるので、このレジデンスインでなくては駄目)はチョー掘り出し物。


ここに泊まったら、馬鹿馬鹿しくてセントレジスとか泊まりたくなくなる(笑)


まず宿泊料が安い! マンハッタンとしては破格の安い価格です。それでいて部屋は四つ星ホテルに必要なものは全部揃っている。米国のホテルで最も高層なので、眺望を遮るものが無い。あと静か。


予約するとき気をつけることを言います。まずこのビルには一つの建物の中に二つのホテルブランドが入っており、ロビーは共有になっています。レジデンスインが高層階、コートヤードが低層階。必ずレジデンスインを選んで!


レジデンスインを選ぶとき「好みはありますか?」と質問されるので「High floors」を指定、部屋を選ぶとき「Times Square view」か「Central Park view」を選んで!

本当にタイムズスクエアが丸見えです!


ニューイヤーでタイムズスクエアのカウントダウンのとき、その様子を自分の部屋から眺めることが出来る、稀有な存在です。(→他にもEditionとかタイムズスクエアに面したホテルはあるけれど、新年はバカ高いです)


「Central Park view」のお部屋も、本当にセントラルパークが一望できます。もちろんJWマリオットなどセントラルパークが見えるホテルは他にもあるけれど、この値段でこれだけ素晴らしい眺望なのはレジデンスインだけ。


このホテルに無いものを言います。まずレストランが無い。宴会場が無い。朝食サービスを出すカンタンなカフェみたいのはあります。ロビーの内装やエレベーターを降りた廊下の内装などは質素で陰気。


これは「limited service」というコンセプトで、宿泊客が望んでいない施設は、作らないという省略の発想です。だから値段がフルサービスのホテルより安い。


これが眺望。


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■NYは自分が生まれ変わるために目指す都会。

中学生くらいのとき海外を体験するのは良いかも。僕は社会人になるまで海外出たこと無かったです。

まるっきり「お醤油日本人」。最初の海外はフィリピンのマニラでした。

シンガポールとNYなら、僕はNYにしますね。そちらの方が子供にインパクト大きそうだから。

シンガポールは官僚がしっかりしていて、等質かつ統率が取れていて、綻びがありません。その意味では日本に近いかも。キョーレツな原体験はできそうもない。

田舎の人が「東京さ行くべぇ!」と言う時、それは自分が生まれ変わるためにそうするわけです。NYも、自分が生まれ変わるために目指す都会。

ニューヨークには、ひとが触発される何か? があります。そのような魔力を持った都市は、実は世界にはそれほど多くない。




■日本人だから日本で過ごすべき??

日本人に生まれたのだから日本で暮らすのが最高だと思います。

しかし……

母国に対し失望を抱き、憤懣やるかたない思いに悶々とする時代は、もう到来しているのかも。


歴史を紐解けば日本はダメダメの時期とイケイケの時期を周期的に行ったり来たりしている。黒船来航の直前は日本がダメだった時代だし、玉音放送の直後の頃も、どん底だった。

今は……あきらかに下り坂。この谷がどれだけ深いか理解している人は少ない。


孫文とかホーチミンとか魯迅とかの、祖国を思い、祖国に絶望した人たちの伝記を読むべし!

日本が、もがき苦しむ時代は、次のかどを曲がればすぐそこに迫っていると思う。

危機感が足らない。


日本は、世界に対して心の扉が開いている時代は上げ潮であり、世界に背を向けている時代は国際的地位が地盤沈下するということを繰り返している。いまは明らかに後者。


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