苔むす森

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命をいただくということ

2020年10月7日(水) 人間は牛や豚、鶏などをはじめとした多くの動物を『家畜』と呼び日々屠殺し、口にしています。 私は高校3年間で農業を学び、家畜にも感情があり命があり家族がいるということを改めて実感しました。 3年時には酪農を専攻し給餌や掃除、搾乳、時には出産の介助なども行ってきました。 乳牛は生まれてから13~16か月で人工授精により妊娠させられ、子供を産み、本来その子牛が飲むはずである母乳を人間に搾取されます。 このサイクルを人間のエゴにより死ぬまで繰り返し続

    • すべての始まりは2つから

      2024年7月28日(日) 今日、家(シェアハウス)に帰ると1人の住人が宇宙の始まりの話をしてくれた。 宇宙の始まりはビッグバンで、最初の原子は水素とヘリウムだったと教えてくれた。 その話を聞いて私は、「すべては2つから始まるのか」と思った。 宇宙では陽子が電子を捉えて水素原子ができたらしい。 人間も精子と卵子が出会い新たな命が誕生する。 1つから生まれるものなどなにもなくて、いつも2つから始まるのではないだろうか。 しかし、一部の魚や爬虫類は交配しなくても繁殖することが

      • 会いに行くよ、ヤックルに乗って。

        2024年7月28日(日) 私は先月からある離島に住みながら、大学とゲストハウスの仕事とNGOでのインターンを両立している。 ここではよく「貨幣経済について」や「日本の現在の安全保障について」、「人生で大切にしてるものはなにか」という話題で議論する。 そして私はそういった疑問を投げかけたり投げかけられたりして、色んな人の意見を聞き、自分の考えを再構築することが好きだ。 今思えば私は昔から議論するのが好きだったように思う。 小学3年生くらいの時に私はある女の子とよく意見が

        • 世界の終わりから

          2024年6月2日(日) 紀里谷和明監督の『世界の終わりから』という映画を見た。 とてもメッセージ性が強く、哲学的な内容に思えた。ちょうど今悩んでいたことや過去に感じたことのある感情が表現されていて驚いた。 「こんなに酷い世界なら終わってもいい。こんなに汚い世の中ならみんな死んでしまえばいいのに。」という過激な考えを持ったことがある人は他にもいるんじゃないだろうか。 でもやっぱり、最後は「死」より「生」を選びたい。「独り」より「共生」を選びたい。 今もこの地球上で苦しん

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