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ドーナツは心の栄養な話


の前に、今日から6月が始まった。(早)
カナダの短くも愛おしいサマーシーズンのはじまりはじまり。


今日は朝ランからの“Tim Hortons”にてモーニングブレイク。
皆さんはTim Hortons(ティム ホートンズ)をご存知だろうか。

カナダでは知らない人はいないだろう、大手カフェチェーンで、
主にドーナツが有名。日本で言うとミスドなポジションだけど、それよりも
壮大で「国民食」的な愛がとてつもなく溢れ出ている感じ。が率直な感想。

と、言うのもしっかり根拠があるみたいだ。

カナダとドーナツの関係性

カナダにおけるTim Hortonsの店舗数は、3,000店舗以上でアメリカ東部方面にも
600店舗進出している。カナダ国内だと、マクドナルドの店舗数の2倍以上となり、
カナダ国内のカフェシェア率の66%がTim Hortonsで、2位のスターバックスの7%を大きく突き放している。(不動の一位とはこのこと)
そして世界で最もドーナツを消費する国がカナダなのだとか。

店名でもあるTim Hortonは1949年からプロアイスホッケー選手として活躍し、
後にオンタリオ州で警察官をしていたRon Joyce と共同経営者になる。
(アイスホッケー選手が創設したってところもカナダらしい)

ドーナツは心の栄養

「ドーナツ食べたい!」と思ったら、もうその気持ちは止められない。
単純にドーナツを食べないと気が済まないマインドになってしまう。
頑張った時、疲れた時、気分のいい朝、ドライブのお供。どんなシチュエーションでも主張しすぎず、しかし確実に心を満たしてくれるドーナツは永久不滅の心の栄養食でああって欲しい。

小さい頃、私の住んでいた街にはドーナツ屋さんが無かった。
だからいつも、遠くに出かけた時(盛岡とか八戸とかね)に『お土産』の類でミスドを買ってもらっていた。家族の誰かが出かけた時のお土産も、もちろんミスド。あの細長い箱にキチっとお行儀よく並んでいるドーナツに目を輝かせ、私はこれだのなんだの兄妹喧嘩をしたこともあったようななかったような、、、。
身近にあんなにたくさんのドーナツが並んだお店が無かったので、いつの間にか私の中ではドーナツは特別なおやつになり、今や自分で買いに行けるようになってもちょっとの優越感と特別感は残っている。

そんな思い出と共に、今日も私の心を満たしてくれる。

コーヒーとドーナツの関係

ドーナツショップってドーナツがそもそものメイン(?)
カフェってコーヒーがメイン(?)どちらが最初に来ようとも、ドーナツとコーヒーは切っても切れない縁だと思う。そしてTim Hortonsのコーヒーが美味しく感じるのは、カフェとして存在するからなのだろうか。

最近は滅多に注文することの無かったアイスコーヒーがドーナツのお供になっていたが、今朝はスタンダードにホットコーヒーを頼んだ。安いし、正直気を抜いていたが、飲んだらびっくり。なんて香りが豊かなんだろうと。味も下手に薄くなく、香ばしさがとてもよく鼻に抜ける。コーヒーだけ飲みにきてもいいくらい美味しいと思った。
程よく感じる苦味と後味が、もちろんドーナツの甘さを優しく包み込むし、このマッチングの良さに気分も良くなる。これが心の栄養か、、、。(幸せは$3.7で買えた)

ドーナツ&コーヒーは世界のどこにいてもベストカップル。
いつか、ドーナツとコーヒーのペアリングリスト作ってみたい。世界中のドーナツコーヒーラバーに向けて。

でも、ミルクとシュガーはいらない

アメリカ圏だと、コーヒーを頼んでまず聞かれるのが「シュガーとミルクいる?」

『いらない!!!!』

根っからのブラック党だから、まず甘さを足すことはない。ミルクもクリーマーを入れるなんて絶対しない。(私の場合)ミルキーさが欲しい時は必ずラテをオーダー。
なのに!こちらでは必ずと言っていいほど聞かれるし、「Yes, please.」な人も当たり前にいる。だから、この前アイスコーヒーやコールドブリューを注文した時はデフォルトで甘い&クリーミーな感じで出てきた。もちろん美味しいのだけど、ドーナツのお供に関しては、ブラックなままでいて欲しい。理由は一つ、ドーナツは甘いから。


そんなこんなで、今日も幸せなドーナツモーニングだった。
朝も早くからバイカーのおじさん、自転車の旅人、これから仕事なコンストラクションワーカー、ランニング中の日本人(私)が集うTim Hortons。老若男女、国籍問わずみんなに愛されるカナダを代表するカフェチェーン。そしてドーナツ大国に来た私。これからも、ドーナツ愛と共に心の栄養補給をしていきたい。


一番好きなドーナツはオールドファッション
Sunnyより。


PS.タイトルフォトがアメリカのDunkin’ Donutsなのが私の性格の曲がりを象徴してる。(許して笑)

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