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犬の避妊手術迷っている方へ

皆さんこんにちは!
ゆずです!🐶

いかがお過ごしでしょうか?

皆さんは、愛犬の避妊手術の必要性についてどうお考えですか?
実は、避妊手術をするとしないの選択が愛犬の運命を大きく左右する可能があるんです!

今回は避妊の必要制についてお話ししたいと思います
最後までお付き合い頂けると嬉しいです

🐾避妊手術とは

※術式は病院によって異なります

避妊手術とは子宮と卵巣もしくは卵巣のみを外科的に除去するための手術です。
開腹手術の為、全身麻酔をかける必要があります。

🐾避妊手術はいつから?

犬種や成長具合によりますが、一般的に生後6ヶ月から10ヶ月で初めての発情をむかえます。
これより前に避妊手術を行うと乳腺腫瘍になる可能性が低くなると言われていますが、全身麻酔をかけて行う為、愛犬の体調のいい時に行うのをお勧めします。

また、成長の具合や体調によって手術の時期は大きく変わってくるので、生後6ヶ月くらいになったら一度検診も兼ねて、かかりつけの動物病院に相談する事をお勧めします!

Q.発情するとどうなる??

犬に発情が訪れると陰部から出血がみられます。
これを発情出血(生理)といいます。
発情出血は固体によって量が異なり、自分で綺麗に舐め取ってしまう為、
出血に気付けない飼い主様が多いです

Q.発情中の手術はできるの??
結論から言えば、できなくはないです!
しかし、発情中の手術は通常に比べ、子宮全体の血流が多くなる為、出血が多くなり、子宮の厚みがます為切開範囲が大きくなりなす。
これらのデメリットを踏まえ、通常は手術が延期なる事が多いです。
理論上は手術が禁忌にはなりませんが、愛犬の事を考えれば、あえて出血しやすい時期を選ばず、すぐにしなければいけないと言う限りは、延期された方が無難といえます。
焦らずゆっくり計画していきましょう!

🐾そもそも避妊手術って必要なの?
冒頭でお話ししていた通り、私は犬の避妊手術をする事をお勧めします!
その理由は避妊手術によって得られるメリットがかなり大きいからです。

避妊手術よって以下病気が予防できます👇
○子宮蓄膿症
○乳腺腫瘍の発生率の低下

子宮蓄膿症によって膨らんでしまった腹部

○子宮蓄膿症
私が特にお伝えしたいのは、子宮蓄膿症の予防についてです。
妊娠をせず、未避妊の状態で5歳を過ぎると、子宮に膿が溜まる可能性が高くなります。
報告により発生率は様々ですが、私の勤務先の病院は30%から40%の子が罹患する印象があります。
罹患した場合、摘出手術をしなければ、死亡率が高い非常に危険な病気です。
犬は年に2回の発情があり、その後2ヶ月は妊娠を維持するホルモン(プロジェステロン)が卵巣から分泌され続ける偽妊娠という状態になります。
つまりは、1年のうち4ヶ月は偽妊娠状態になるわけです。
この偽妊娠は子宮内膜の細菌感染がおこりやすく、1年のうち4ヶ月もあればいずれかは子宮内膜炎から子宮蓄膿症になる可能性が十分にあります。
そして、腎不全や細菌性ショックで死に至ってしまう事が多くなります。
しかし、避妊手術をしておけば、100%子宮蓄膿症になる事はありません!

悪性の乳癌

○乳腺腫瘍の発生率低下
また、乳腺腫瘍の発生率を大幅に下げる事ができます。
犬の乳腺腫瘍の悪性と良性の比率ば50%と言われていますが、悪性の中には手のつけられない炎症性の乳癌に遭遇する事もあります!
悪性のの乳腺腫は肺やリンパ腺に転移することが多く死亡率の高い病気です。
未避妊の子は避妊済みの子に比べ発生率が7倍高いことがわかっています!

手術は傷口が大きく、動物の負担も大きくなります。
ぜひ、愛犬の避妊手術を迷っている方、子犬をお迎えした方、避妊手術のメリットを知った上で手術を検討して頂きたいと思います

最後までお付き合い頂きありがとうございました。引き続き宜しくお願いします🐶

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