【雑感】M-1 2020 準決勝進出者に思う事
どうも、しゃべくり007は最近より昔の方が良かったな、と思う今日この頃、Sunnyです。
今回は私の趣味の1つであるM-1について書こうかと。
私、漫才師さんという仕事を凄いリスペクトしているのです。まずどんな手段であれ、喜怒哀楽の"喜"という感情を人に与えられる行為・行動ってすごいと思うんです。それだけで人は精神的に幸せを感じますし。
そしてそれを何の道具もなしに、38マイク一本でやる。カッコよすぎませんか、と。もちろん道具を使ってお笑いを取ると言うことを否定しているわけではありません。くまだまさしも凄い好きですし(笑)
ただスーツ着て、38マイクの前で喋りだけで人を笑わせるというのは、出来そうで中々出来ない高尚な仕事をしているな、と。
数々の漫才師さんを見ててそういう感情を私は抱くのです。
なので、言わずと知れた漫才の最大の賞レースとも言えるM-1については年末、毎年かなり楽しみにしている自分がいます。
昔は予選も見に行ったりしてたんですが、最近はTVで決勝(&敗者復活)だけしか観ていません。
予選を見てしまうと、決勝をTVで観るときに知っているネタを見てしまう感じになるので、漫才を純粋に楽しめなかったり、ワクワク感が薄れたりしてしまうんですよね…
と言うことで、今回のM-1 2020の準々決勝の観戦は一切していないという前提で以下お読みいただければと思います。
先日M-1準決勝進出者の25組が発表されましたが、有名どころがバッサリ落ちていましたね。TVに出ているある程度知名度あるところでいうと、三四郎、四千頭身、ミキ、EXIT、すゑひろがりずあたりでしょうか。
(M-1準決勝進出者はこちら)
やっぱりこういう賞レースで勝つネタと言うのはTVに出ながらだと中々作る時間がなく、賞レースを勝ち上がるのも一段難しくなるんだと思います。
なので言い方は悪いですが、TVにあまり出ておらず、劇場等でがっつりネタを作りこめる芸人さんの方が有利なのは間違いないと思っています。もちろんある程度のセンス・実力があって、というのが大前提ですが。
そういう意味では前回のミルクボーイ同様、今回も知名度のない芸人さんが一気に決勝の舞台でも大跳ねする可能性、十分にあると思います。
そんな中、一組のコンビに言及したいのですが…
ぺこぱ。
このぺこぱが準決勝に残ったというのは個人的にはかなり凄いことなんじゃないかと思っています。
ぺこぱと言えば去年のM-1で3位になり、2020年上半期ブレイク芸人にも選ばれたまさに今が旬の漫才師コンビ。
言い換えれば、今年一番忙しく、一番漫才のネタを作りこむ時間が無かったコンビとも言えるかと思います。
そういう観点で、そんなぺこぱが準決勝に残ったのはかなり称賛されるべき事ではないかと思っています。
ミキ、EXIT等名だたるコンビが準々決勝で落ちていることを考慮すると、ネームバリューだけで忖度があったとも思えませんし、純粋に準々決勝のネタのクオリティで残ったのでしょう。
そしてもう1点、凄いと思った理由が。
ぺこぱのノリ突っ込まない漫才のパターンは世に広く知られていて、ある程度展開が想像できる状態になってます。
これはテレビなどの一般のお笑い番組で見る分にはメリットでもあると思うのですが、こういったM-1の賞レースではデメリットの部分がどうしても勝ると思うんです。
やはり過去のM-1を見ても、知られていない新星がいきなり優勝をかっさらうパターンはよくあります。
それはやはり知られていない、ということを逆手にとって、お客さんの予想のしていないパターンのボケ・ツッコミをどんどん放る、それがお客さんにとっても審査員にとっても新鮮味のある笑いとして好意的に捉えられた結果だと思っています。去年のぺこぱの3位もまさしくこのパターンかと。
そういう点では、今年のぺこぱの漫才は誰もが知ってて、誰もが次の展開をある程度読める状態になっているので、この点は今年M-1に出るにあたって大きなデメリットだと思ってました。
そういったデメリットもかいくぐってこの準決勝に残っているということは今年のぺこぱのクオリティも相当なものなのだと期待せずにはいられません。
ぺこぱについてはこのOfficialブログを見てから、かなり今回のM-1で応援したいコンビの1つです。
準決勝は12/2、今週水曜ということで、また決勝進出者が誰になるのか、当日楽しみにしたいと思います。それまでに時間があれば決勝進出者予想でもしようかと。。。
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