親からの自立(幸せは「主体性」の行動の先にある)
私はすべて親に決めてもらう生活をしてました。
「買って良い?」「食べて良い?」「洗って良い?」
とかよく聞いてたし、
進路も親のOKがないと安心して決められなかった。
それがずっと続いて、退職も転職先も結婚相手も全部聞いてた。
でも、30代になってやっと気が付きました。
OKもらってきた選択をしてきたのに、
「今の私、全然幸せじゃない!!!」
そりゃそうですよね、自分で決められず、最後の決定を親に委ねてたんだから。
親だけでなく、世間的にOKとされるものばかりを選んでいました。
完全に自分の人生を生きてなかったです。
そんなふうに育って長く過ごしていたから、30歳になっても自分のやりたいことや自分の幸せが何なのかわからず、世間でいう「幸せな生活」をただただ目指してました。
(大企業で勤める。給料の高い職に就く。休みの多い職場を選ぶ。などなど)
OKとされていた生活は、実際、不自由はなく自由に使えるお金は十分あるし、長期連休もとれる。しかも休日は趣味に全力になれる。
確かに幸せな生活だ。
だけど、、、
なぜか生きる意味が無いように感じてました。
OKもらった道を歩いているのに…
OKなはずの道を歩いているのに…
どうして何か満たされない感覚なのか…?
まるで深い暗い森を彷徨ってるようでした。
そんなときに友人の誘いで出会ったヨガ。
ヨガをしているときだけ、心が晴れてました。
ヨガには、今の暗い森から抜け出すヒントがあるはずだと思って、次に海外でヨガを学べるチャンスがあったら絶対飛び込もうと決めてました。
決めてみたら案外早くそのチャンスがやってきて、ハワイでの10日間のヨガ研修に参加することに。
普通だったら海外へ行くときは両親に連絡していましたが、そのときは連絡せずに渡航。否定されて行動できなくなることを恐れてたと思います。
やっと私の主体性が出てきました。
早朝から夜までみっちりスケジュールの10日間ヨガ研修で、私はかなり変化しました。
ハワイの気候や、住んでる人たちの影響を受け心が軽くなり身体も思考もデトックスできたんだと思います。
「私はなんてがんじがらめだったんだろう」そう感じてました。
詰め詰めスケジュールのヨガ研修はあっという間に最終日。
これから日本に帰るとなったとき、
「また元の生活に戻るの?
嫌だ、それは絶対に嫌だ!」
と思い、
売られてもないのに
「RYT200をやる!」と決めました。
それまでの私は高額スクールなんて通ったことなかったし、通うとなったら徹底的に調べて、コスパや通いやすさなどを考えてからベストを選んでいたし、さらには親の許可ももらってたと思います。
だけど、そのときは比較せず、誰かの許可も得ず、自分の感覚だけで決めました。
もしかしたら、自分で決めたのは初めてだったかもしれない。
なんて人任せで生きてたんでしょうね笑
今でも、ヨガを学んだことに後悔はないし、人生で一番良い選択をしたと思ってます。
話しは戻って、母と私の話。
ヨガとの出会いによって、やっと私は自立しました。
「ヨガインストラクターをやるんだよ
もうスクールも通ってるんだよ」
友人や職場に伝えるのより、母へ伝えるのはちょっと時間がかかり、恐る恐るでした。
伝えてみると、案の定、両親とも心配する返答。
その時の私は、何を言われても「やるんだ」とはおもってましたが、両親の心配のエネルギーはかなり強くて、会うたびに自分の軸がズレる感覚がありました。
両親と距離を置いてでも、自分の軸をブラしたくなかったので、意図的に会う頻度を少なくして距離をおきました。
(このとき私は、誰かが決断したときには心配の言葉より、応援の言葉を伝えようと決めました!)
そうやって4年、5年、6年経った今は、母は応援してくれるようになりました。
心ではどこか心配してるかもしれないけど、でも応援してくれる気持ちは確かで、そいった声は本当にありがたいです。
今思い返しても過干渉な親だったけど、余計こじらせてたのは私の方だったかもしれません。
親子関係の捻れがなくなって、より自分らしくなれたと思います。
良い関係のためにも、距離を置くこと。
大切な人だから、距離をおいてみるのもひとつの選択ですね。
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