簿記3級を攻略した話。

大学職員日記でも書きましたが、昨年11月末に簿記3級を無事に取得できました。
独学だったのと、自己流の勉強だったので不安は色々ありましたがこれから簿記3級取得を目指しているかたのご参考になればと思い体験記としてまとめました。

簿記3級を受けようと決心、申し込んでみた

どの資格でも受験する決心が一番大変だと個人的には思っているのですが、簿記3級については比較的すんなり決心ができました。
というのも、以前大学が出している財務諸表を読めるようになりたいと勉強をしていたことがあるのですが、いまいち「わかった!」という気持ちになれず、「企業会計と学校会計が異なるもののまずは会計とはどういう流れなのかを理解するために簿記の勉強をしてみては」と先輩に勧められたのがきっかけだったからです。
とはいえ、独学で初めて学ぶ分野だったので、夏ごろから勉強を始め、3~4か月かけて勉強を進めました(試験予約は9月中旬に11月末の試験を予約をしました)。

CBTでも受けられるようになっている!

HPにも掲載されている通り簿記はPC試験でも受験できるようになっています。
その場で試験結果も持ち帰ることができますし、試験日程も会場受験よりも選択肢が増えます。個人的には会場で受験するよりも手軽であること、またコロナ禍でもありたくさんの人と一緒に受験をしなくていいのは利点だと思います。

簿記 | 商工会議所の検定試験 (kentei.ne.jp)

勉強、どうする?

私が準備したのはテキスト、対策問題集とインターネット試験対策サイトです。勉強時間を毎日何時間も取ることはできなかったので基本的には週末の時間があるときにまとめて勉強していました。
ちなみに、内容が定期的に更新されますので、テキストはなるべく最新版を購入することをお勧めします◎
電卓は家で使っていたものを使ったので、特に新調していませんが、慣れも大事なので問題を解くときから同じ電卓を使うといいと思います。

①テキスト、問題集
定番かもしれませんが、TAC出版から出ている「スッキリわかる」シリーズで揃えました。スッキリわかるシリーズにインターネット試験の問題が体験できる特典もついてくるのもよかったです。

  1. テキストは読みながら要点をメモ⇒問題集で演習

  2. 一周したら問題集の部分のみ解きなおし
    ⇒間違いの多いところを改めてテキストで確認

  3. 対策問題集で演習。
    時間配分を考えずに得点することを目標に演習、時間内で演習という流れで2~3周しました。
    個人的には大問1⇒大問3⇒大問2で解くのが得点獲得の順番としては効率が良いと思います。

②インターネット試験対策

問題集についてきたネット試験問題にも取り組みましたが、下記のサイトも活用しました。

簿記3級とは?難易度・勉強法・無料独学問題|StudyPro (studyboki3.com)
模擬試験を体験することができます。アカウントを作成すると自分の間違えたこと、メモなども残すことができるので、伴奏型サイトとして使っていました。イラストもかわいい。

簿記検定ナビ|日商簿記検定の総合情報サイト (boki-navi.com)
このサイト内にある仕訳問題が個人的にはおすすめです。印刷して試験直前にも見直したのですが、基本的な仕分けを網羅していますし、簿記3級は仕分け問題の占める割合が多いので仕訳で得点することが合格への近道です!

日商簿記3級仕訳問題 きおっくす装置 (kiox.jp)
PC上でひたすら仕訳問題を解いていました。

受けてみて、どうだった?

当日はCBTの会場までいき、本人確認の後PCで試験を受験しました。パーテーションで区切られている席でしたので集中して取り組むことができました。
大問2は少し苦戦したのですが…試験が終わってすぐに結果が表示されました。とにかく大問2の手ごたえがなくて無理だわ~と思っていたので、合格と出た時は思わず「ん…ええええ?」となりました(笑)
私の会場では画面上で印刷ボタンを押すと、事務所のプリンターで合格証書が印刷される流れだったので指定されたとおりに印刷し、事務の方から証明書を受け取って帰宅。
CBTのマイページでも確認ができましたが、印刷して持って帰っておくと安心かと思います。

簿記3級は受験してみての感想は、
簿記初心者でもテキスト、問題集、ネット試験問題など独学で十分対策できたので、経理関係で資格取得を目指している方は取り組みやすい、きっかけになる資格なのではないでしょうか。
今はCBTでも受験できるようになっているのでコロナ禍でも受験しやすいと思います。
今のお仕事で直接経理にかかわっていない方でも、どんなことが会計の中で行われているのかを知るという上で勉強になりました。
2級も受けてみようかな?

自分の中では苦手意識があった分野で結果に結びついたのは個人的にうれしかったです。
また引き続き勉強をしていきたいと思います!