見出し画像

川崎病のログ:4月27日(水) 発熱から4日目、息子、高熱からデング熱疑惑、ところが川崎病の可能性があるとのことでグレンイーグルスに入院することになった

◆前置き

4/24のnoteに「息子が高熱で…」と書いていましたが、あれから怒涛の日々を過ごすことになりました。

このnoteは素人の経験をシェアしているものなので、きちんとした診断は病院にかかってほしいところですが、マレーシア在住で小さなお子さんがいらっしゃる方向けに、参考になるよう共有させてもらいますね。

この2点があるとデング熱が疑わしいみたいなのと、
・高熱、ただし咳や鼻水はない
・腕や足に赤い斑点

息子は上に加え
・目が充血している
・唇が真っ赤
という症状があり、血液検査の前にドクターからは「川崎病かも」と言われていました。

お子さんに上記症状が見られる場合は、血液検査ができるクリニック/病院に行かれることをオススメします。
※クリニックによっては「まずは解熱剤出して1週間様子見ましょうか?」なところもあるみたいだけど、川崎病だと1週間放置はけっこうヤバいらしい

◆本題、時系列で発熱した日から入院した日までをまとめる

我が息子、4月24日(日)から急な高熱で、いろいろあって川崎病と診断され入院することになりました。

このnoteには、発熱した日から入院した日までの出来事を時系列でまとめたのと、病院に行こうと思った判断の根拠はなんだったのか、などをまとめます。

24日(日) 発熱1日目

息子が明け方から高熱。

自宅でのセルフキットによる抗原検査は陰性。

耳が痛いと言うので中耳炎かと思いつつ、近所のTung Shin Hospitalのエマージェンシーでパナドールと抗生物質をもらう。ナースが坐薬を入れてくれたんだけど、息子ブチ切れ。ごめんよー。効率重視ってことで。

この日の話はここに書いた。

※Tung Shin Hospitalは、夜5時以降と土日は「エマージェンシーに保険適応でかかれる」という扱いなのでてっきりそこでもらう紹介状を使えばSpecialistにも保険でかかれると思ったんだけど、どうやら紹介状は「GPでもらえ」というルールのようで、この日にもらった紹介状は無駄になった。


我が家が加入している保険は、「まずは一般に(GP)にかかり、そこで解決しないものはGPの紹介状があれば専門医(Specialist Doctor)も保険適用でかかれる」というものです。

25日(月) 発熱2日目

息子、耳の痛みは消えたけど、どうも関節痛がある様子。

引き続き高熱。

私が仕事を休んで面倒を見る。

乳児の頃は38度超えたら小児科につれてった方がいいと聞いてたけど、もう4歳だし、もしインフルだとしたら3日くらいは様子みてもいいかもな…と思い、この日は様子を見ることにする。


26日(火) 発熱3日目

夫が仕事を休んで面倒を見る。

朝から平熱だったので、「もしや明日から保育園に行けるんじゃ...」と淡い期待をする。
が、夕方からまた高熱。「夜になると熱が上がるのよね」とよく聞くから、そういうアレなのかなーと思いつつも、高熱加えて「目の充血」と「手足に赤い斑点」ちょっと下痢も。関節痛もある様子。

赤い斑点がちょっとヤバそうな予感。

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)?
(流行ってるらしい)
インフルエンザ?
デング?

来週はハリラヤでほぼ1週間休みみたいなものだから、検査などやるなら早い方がいいかと思い、翌日GPに連れて行くことにする。

27日(水) 発熱4日目 入院1日目

この日のログは長いです。

近所のGPに家族3人で向かい、症状を伝えたら「デングっぽいから、大きなところで血液検査してもらって」と紹介状を書いてもらう。ここでも坐薬を入れてもらい、また息子がブチ切れる。いやもうホント、ごめんね。

紹介状をもらうってことは、ギャランティレター(以下GL)申請して小児科に行けばいいのかな。アプリから申請できるので試しにやってみることにする。

途中まで夫も一緒だったんだけど、10時出社なので仕事に間に合うよう10時前にいったん家に帰った。私が保険会社にGLを申請し、待っている時間がもったいないのでGPからGleneaglesに向かう。

現地受付で「GL発行しました」というプッシュが来たのを確認し、受付でその旨伝えて紙を出してもらい、産後からお世話になっている小児科の先生のところに行こうとしたら、日本語通訳さんとバッタリ。

道中に症状を伝えると「その感じだと小児科じゃなくてエマージェンシーかも」と。小児科の先生の部屋でも、先生に会うまでもなくナースに「エマージェンシーだわね」ということで通訳さんに連れてってもらう。

エマージェンシー外観。救急車はここに停まる。
発熱がない場合は中のエマージェンシーに行けるが、
熱がある患者は問答無用でここの左側で受付をする必要がある。

外のエマージェンシーで受付してもらい、中に案内され(通訳さんとはいったんここでさよなら)、症状的にデングかもしれないんだけど、デングなら入院だし、デングじゃなくてもこの様子なら入院した方が」と言われ、ひとまず入院することは確定となる。

ひとまず待機中の息子

ドクターとナースに「お母さんはちょっと外に行っててください、あ、ってゆーかコロナの検査の受付してきてください」」と追い出されたのでコロナ検査の申し込み(入院患者だけでなく一緒にいる人も検査がマストなので)。その間にドクターとナースが血液採取と、点滴のためのアレを左手の甲に装着。

痛そうだ...

※いろんな人から「前びらきの服のが、着替えが便利」とアドバイスもらったが、この日の朝の時点では入院の可能性は全く想定してなかったので、Tシャツ着ている状態でこうなってしまった。着替えさせられるかやや不安だったけど、なんとかなった。

この頃、夫が仕事を休みにしてもらい、病院で合流。

血液検査の結果を待っているうちに小児科の先生(いつもとは違う人)が来て、息子の症状を説明したらどうやら「川崎病かもしれませんね」と。意外な単語が出てきてビックリした。

で、待ちに待った検査結果は、

「デングは陰性」「コロナも陰性」「川崎病は、数値的にはそこまでじゃないんだけど、まだ可能性があるので、明日超音波やるかも」と。入院はミニマムでも3日になりそうとのこと。

ひとまず点滴。

入院用の部屋が準備オッケーになるまでここでしばらく待機した。正味2時間くらいかな。

入院が確定したからか、ランチを出してもらえた。息子は食欲がなく、私だけモグモグ食べる。

なお、この時点で4人部屋しか空きがないとのこと。
仕方ない。エマージェンシーからの移動は、私が息子を抱っこした状態で車椅子に座り、それをナースに押してもらう状態で移動。

「個室が空いたら移してください」と何度か強調し、しばらくは4人部屋でまったり。

付き添いマストなので、簡易なベッドを持ってきてもらう。下の写真のこれ。入院が長丁場になったらしんどそうだな...(白目)

途中で合流した夫は、コロナ検査→結果を待つ間に一度家に帰って荷物をあれこれ持ってきてもらう。私のiPhoneもiPadもバッテリーが死にそうだったので、そのタイミングで行ってもらっといてよかった。

20時過ぎに私もいったん帰り、風呂に入り(相部屋にもシャワーはあるけど、気を使うしドライヤーないし、で)、着替えやお菓子や息子のドリル的なのもの、ぬいぐるみ、歯ブラシ、パソコン、電源タップ、電気ケトル、インスタントのコーンスープ、冷蔵庫にあったイチゴなどをまとめて病院へ。

戻ったら、個室に移れることになってた。

今日一番の朗報。

個室に移り、荷物を少し片付けて、夫は明日に備えてここで帰宅。

個室はこんな感じ。1泊RM250(7500円くらい)。
保険でカバーされる病室代がmaxRM250だからちょうどよかった。

私は付き添いの人用のベッドをゲットできてかなり気持ちがラクになった。

と言うわけで、こないだのプチ入院をへて、今回は数日、息子の付き添いでグレンイーグルスに数泊することになりました。

はー疲れた。

仕事は、このあと最低限返信マストなところだけ送って、続きは明日かな...でも会議などあれこれは、金曜までお休みさせてもらうことになりそうです。

いや、個室だから会議も参加できるんじゃ?まぁ息子の様子次第かな...

人生の経験値がますます上がる今日この頃。

グレンイーグルスのご飯はあまりテンション上がらないので、明日のランチはSakanaのハンバーグ弁当をデリバリーしてもらうつもりです。

どうやら、注文の際に部屋番号も伝えておけば、病院の誰かが受け取ってそれを部屋まで持ってきてくれるらしい。

めっちゃ助かるー!


ここまでが、発熱から入院した日までの時系列の流れ。
最後に、要所要所での判断ポイントについて改めてまとめておくと、次の通り。

◆病院に行こうと判断した根拠

高熱というのももちろんあるけど、
・今までみたことのない赤い斑点に、いろいろ不安を感じた
・息子が関節痛を訴えたり、「辛い」と言うようになった
・ハリラヤの連休前にあれこれケリを付けたほうがいいだろうなと思った
(ハリラヤ中はGPはやってないだろうし、GPの紹介状がないとSpecialistの診察も(保険適用で)受けられないと思った)

◆行き先をグレンイーグルス(Gleneagles)にした根拠

GPで紹介状を書いてもらうときに「どこがいい?」と聞かれ、Gleneagles即答でした。その根拠は、
・息子を出産したのがグレンイーグルス
・息子の予防接種や体調不良のときにみてもらっている小児科の先生がいる
・保険を使っての診察や入院を、グレンイーグルスで自分がちょうど体験したばかりなのでなんとなく勝手がわかる
・日本語通訳さん、ふたりとも出産やあれこれでお世話になっていて顔見知り
・距離で言うとTung Shin HospitalもPrincecourtも近いんだけど、前者は日本語通訳さんがいないのでもしもの重大事にちょっと不安だろうし、後者は行ったことがないので精神的なスイッチコストが高い

◆GPだのGLだのSpecialistだのって、なんのこと??

GPとSpecialistについては、日本人会にあるこの説明がわかりやすいかも。

*一般医
マレーシアでは一般医(”GP” General Practitioner)と呼ばれるドクターが総合病院やクリニックにいて、比較的軽い一般的な症状、頭痛、発熱、軽い皮膚疾患、下痢などに対処する。救急患者として病院の急患窓口で診てもらうのも一般医である。

*専門医
一般医と違いそれぞれの専門分野を診るドクターの総称で専門医(Specialist Doctor)と呼ばれる。専門医は総合病院やクリニックに部屋を持ち、週に何回か時間を決めて診断するシステムをとっていることが多く、病院の高度な精密検査機器などを利用して診断をしてくれる。

また、本文中にある「GL」というのはギャランティレターの略。保険適応でSpecialistの診察を受けたい場合、まずはGPで診察してもらう必要はあるんだけどそこで紹介状を書いてもらい、それと合わせて「GLください」とリクエストすれば、保険会社がGLを送ってくれる。病院の受付でGLを渡せば、キャッシュレスで診察してもらえる。



さて、これを書いているのは5月1日(日)午前1時。
息子の入院はまだまだ続きます。


私も夫も体力的にヘロヘロだけど、がんばります。
ツイッターやFBでコメントくださった方々、返信できてなくてすみません!!!


続き、28日のログはこちら。


サポートいただけたらスタバのコーヒーにしてありがたく頂戴します\(^o^)/ ありがとうございます!