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[マレーシアで座骨神経痛③] プリンスコートの入院手続きと保険申請、保険が却下、今後の対応などの備忘録

MRIの結果、「手術するほどじゃないけど痛いと思うから痛み止めの注射を打ちましょう。入院ね、1泊」

と言われた話の続き。
前回の話はこちらからどうぞ。


下半身の痛みの件、最初から読みたい方はこちらから。


今回の入院にあたっての診断内容と実際の処置内容を備忘録がてら先に記載しておく。

入院手続きの紙に書かれた診断と入院での処置内容


もらった紙の書類をベースに、英単語と和訳を書きます。
もし勘違いがあったらすいません。

Dignosis:診断

Lumbar Facet arthritis, Lumbar radiculopathy - 椎間板の炎症, 座骨神経痛

Name of Operation / Procedure : 手術/処置の名前

Lumbar Facet + DRG RF(後述)

Anaesthesia Type : 麻酔のタイプ

SED - ググった感じだとSedetionの略で、「静脈内鎮静法」かなー。

静脈内鎮静法(セデーション)とは、鎮静薬を静脈に点滴し、ウトウトとした意識の薄い状況を作り出す方法です。半分眠っているような状態を作ることで感覚を鈍らせ、歯科治療中の不安や恐怖心を和らげる効果があります。
しかし、全身麻酔のように完全に意識がなくなる訳ではないので、呼びかけに応じられますし、呼吸の管理も必要ありません。

どこかの歯医者さん


Lumbar Facet + DRG RFについて

Facetはジョイント(関節)、DRGは神経。
DRGは「Dorsal root ganglion」の略っぽい。
RFは「Radiofrequency」の略かなと思っていて、このサイトに、おそらくそれっぽい処置内容についてざっくり記載されていた。

英語
Dorsal root ganglion block and Pulsed Radiofrequency are day case procedures typically performed using fluoroscopy (live X-ray) to help guide the needle accurately and avoid any nerve injury.The procedure will take place in theatre under full aseptic conditions with the patient on his or her stomach. A small needle in the back of your hand can be used to administer sedation or in case of an emergency. The skin is well cleaned before a small amount of local anaesthetic is applied in order to numb the injection area. The physician then directs a small needle into the Dorsal Root Ganglion, injects contrast dye to confirm the correct location and administers al mixture of steroid (anti-inflammatory medication) and anaesthetic.
To prolong the benefit, Pulsed Radiofrequency neurotomy may be indicated if there is a significant reduction in the pain levels after the block. On a separate admission, the treatment involves a generator which after precision and safety tests sends out measured electrical pulses using thin insulated wires to the dorsal root ganglia. This procedure can be described as a ‘retuning’ of the nerves so they modulate pain transmission.
Patients are then monitored in a recovery area before transfer to the ward and discharge home. Patients may experience a numb feeling for a few hours. Pain at the injection site may increase for seven or more days. It is advisable to rest for 24 hours and resume stretches and exercises when the pain eases. This window of pain relief should be utilised for performance of strengthening exercises and rehabilitation physiotherapy.

日本語:
後根神経節ブロックとパルス高周波処置
後根神経節ブロックとパルス高周波は、針を正確に誘導し、神経の損傷を避けるために、通常、透視法(ライブX線)を使用して行われる日帰り手術です。手の甲にある小さな針は、鎮静剤を投与するときや緊急時に使用されます。注射部位を麻痺させるため、少量の局所麻酔薬を塗布する前に皮膚をよく洗浄します。その後、医師が後根神経節に細い針を刺し、正しい位置を確認するために造影剤を注入し、ステロイド(抗炎症薬)と麻酔薬を混ぜたものを投与します。
ブロック後の疼痛レベルが著しく減少した場合には、効果を長持ちさせるためにパルス高周波神経切断術が適応されることもある。この治療法では、ジェネレーターを使用し、精度と安全性のテストを行った後、細い絶縁ワイヤーを使って測定された電気パルスを後根神経節に送ります。この処置は、痛みの伝達を調節するように神経を「再チューニング」するものと言える。
その後、病室へ移動し、自宅へ退院する前に、患者は回復エリアでモニターされる。患者さんは数時間、しびれたような感覚を経験するかもしれません。注射部位の痛みは7日以上続くことがあります。24時間は安静にし、痛みが和らいだらストレッチや運動を再開することが望ましい。痛みが和らいでいる間は、強化運動やリハビリテーション理学療法を行うことができます。

つまり、「炎症を抑える注射と、パルス高周波神経切断術」ってことかな???

MRIのあとの診察で、「サクッと痛み止めの注射を打つ感じではなく、X線で見ながら注射を打つんです」というような説明があったんだけど、このホームページの内容を読んで自分の理解は「ざっくりレベルだと合ってる」けど、「具体的にはちょっと足りてなかったかも」という感じだったっぽいので、理解が深まってよかった。

参考になりそうな動画も見つけた。
は〜〜〜痛そう。麻酔打ってもらうから痛くないんだろうけど。

ドクターが若手にトレーニング?している様子の動画を発見。


お次は入院手続きに関して。

入院手続きについて

ここは正直「クリニックがグダグダで確定まで時間がかかった」って話なだけなので、スキップしてもらっても大丈夫です

病院に対する入院手続き、保険会社に対する保険適用の手続き、いずれも整形外科のクリニックの受付の人がやってくれた。

流れとしては、日程を確定させてから手続きしてもらう。
以下、クリニックとの電話のログを時系列で。

8月10日(木)

ドクターから「1泊入院ね」と言われたのがこの日。息子の検査入院のこともあり「あーどうしようかなー」などともじもじしているうちに数日が経過する。

8月16日(水)

意を決して電話。Whatsappじゃなくて固定電話の番号しかないのでそれに電話。

私:私の入院日、29日からの1泊でお願いしたいです
ク:わかりました〜先生の予定を確認して折り返しますね〜

折り返しが来ない。

8月17日(木)

折り返しが来ない。

8月18日(金)

しびれを切らして電話する。

私:あの〜〜〜、一昨日にも連絡してるんですが〜〜〜、私の入院日、29日からの1泊でお願いしたいです
ク:わかりました。先生の予定を確認して折り返しますね〜
私:いつお返事いただけますか?
ク:明日連絡しますね
私:土曜日だけど大丈夫ですか?
ク:大丈夫ですよ〜〜〜
私:(絶対大丈夫じゃねーだろ)

8月19日(土)

当然ながら連絡がこない。

8月21日(月)

当然ながら連絡がこない。

8月22日(火) 午前11時

自ら電話してみる。

私:先週にも連絡してるんですが〜〜〜、私の入院日、29日からの1泊でお願いしたいです
ク:わかりました。今週、先生はお休みなんですよ、なので先生に予定を確認して折り返します。


っていうか先生、今週はいないの!?!?
だったら返事は今日どころか来週になるかも?29日の入院無理じゃない?
だったら16日の時点でそう教えてくれたらよかったのに、雑だな〜〜〜
先生の腕が確かだとしても受付が(ピー)だとな〜
もうこの先生のところ通うの辞めようかな〜〜〜

と思っていたら、、、

8月22日(火) 午後1時頃

クリニックから電話が来る。

ク:もしもし〜〜、入院日の件、先生の予定が確認できたので、●日で承知しました。●時に来てください。処置は●時スタートです。入院に関する書類にサインして頂く必要があるのと、保険の入院手続きの申請も必要なので、ちょっとクリニックに来ていただけますか?お近くにお住まいですよね?
私:(来いって言ってる!?マジで…めんどくさいな…グレンイーグルスの小児心臓外科はWhatsappで対応してくれたのにな…)わかりました。 自分は何時でも構わないんですが、そちらは何時が都合いいですか?
ク:ではこのあと午後2時半にお越しください。

Whatsappでやり取りできないの?と聞けばよかった。

8月22日(火) 午後2時半

午後2時半に現地着。
診察などではないのでクリニックに直行。
そしたら受付に誰もいないw
2時半って言ったの誰www
予約しても待たされるクリニックだから、「まぁそうだよね」などと諦めの境地にたっていたらとなりのドクターのナースが来て、なぜかその人が書類関係を代行してくれた。
最後、↑に添付したピンクの紙をもらった。入院日はこの紙を持参してAdmission Loungeに行ってね、と。
デポジットがいくらか聞いたら、ここじゃわからないのでAdmission Loungeで聞いてみてください、とのことだった。

来たついでだしと思ってAdmission Loungeに寄ってみた。というか入口入ってすぐ左のところだった。なんだここか。
で、デポジットはいくらかと聞いたら、「保険会社によります」と。そういうものなのか。いろんな人のブログでプリンスコートの入院デポジットは4桁リンギってのを見かけたんだけど、それも保険会社によるのかな。まぁいいや。

入院保険の申請が通らなかったら二日前までに連絡くれるらしい。
息子の検査とは違い私のは怪我(?)に対する措置(?)なので保険が降りないことはないと思う。通らなかったら笑うしかない。いや、働くしかない。


入院に関する保険申請が却下された

22日にクリニックに手続きをお願いし、23日には保険申請をしてもらった模様。(保険会社のアプリで進捗を確認できる)
「GL申請を受領しました」と通知が来たので、申請が受理されたのだと思い、この調子なら、2-3日で保険申請が終わってGLが発行されるかな・・・と思いきや、事件です。
8月25日(金) 午後3時17分、保険会社のアプリに「保険適用の申請が却下されました」という通知が来た。

ええええええええ!!!!!!!!!

なんで???どうして???

Further clarificationしたかったらMiCareに連絡せよとある。
たぶん病院にも連絡が行ってると思うけど、まずは自分で確かめてみようと思い、保険会社に連絡する。

私:hogehogeの件でGLを申請した者なんですが、GLがDeclineされちゃって、理由を教えていただけますか?
保:調べますので少々お待ちくださいね…あいにく、RFAという処置は保険の対象外でして
私:あっ、あーるえふえー??? それって何かの略ですか?
保:うっ、、、確認しますので少々お待ちください
私:(コールセンターの人もこういうの詳しくないのかもな)
保:おまたせしました。RFAは「Radio Frequency Ablationの略です。あいにくRFAは保険適応の対象外なので、今回はGLは発行できかねます。
私:(Radioなんとかの意味がわからないけどとりあえずスペルはわかったから調べればいいか)わかりました。ありがとうございます。

というわけでググってみたら、RFAはRhizotomyとも言われるらしい。
わかりやすいサイトを見つけた。

Rhizotomy(リゾトミー)は、痛みが過敏状態となった増殖知覚神経枝をラジオ波熱で焼灼し、過敏状態を治す手術です。
椎間関節は背骨が動くための重要な蝶つがいの役割を果たしています。無理や過労・年齢に伴い変形が生じてきますと、労働後や起床時の体が固い時に、痛みを感じてきます。
椎間関節の変形は疼痛知覚神経を増殖させるため、痛みが過敏状態となってきます。ラジオ波はこの増殖知覚神経枝を熱で焼灼し、過敏状態を治す効能があります。
変形した椎間関節に入り込む疼痛知覚神経をレントゲン透視下で確認しながら、数分ラジオ波を照射します。数カ所の変形がある場合でも同時に行う事ができます。
局所麻酔下に20~30分程度で終了する日帰り手術となります。2mm程の切開が1~4カ所で済みます。

費用:
日帰り~一泊60万円(税別)

ソース:https://www.itoortho.jp/toutu/rhizotomy.html


ちょwww
日本で10割自己負担だと60万円もするの!?!?!?!?!?(白目)


仕事中だったんだけどなんかもう仕事どころじゃなくなってきたーーーーーーー(いや仕事しろ)


とりあえずそんな大金をサクッと払う勇気は全くないので、手術はキャンセルしてもらおうかな…

というわけでプリンスコートのコールセンターに電話。
クリニックなのか、入院窓口なのかわからないのでとりあえず用件を伝えたら、入院窓口に転送してもらえた。

私:すいません…カクカクシカジカの件で保険申請が通らなかったみたいで…もし自費で手術を受ける場合にいくらになるか知りたいのですが…
プ:少々お待ちくださいね…
私:はい(ドキドキ)
プ:概算なので、実際に処置が終わったあとでないと確定の費用はお出しできないのですが、ミニマムでRM2500はかかると思います。
私:ミニマム!?!?!?
プ:はい、状況に応じて処置があれこれ必要になったらもっと上がりますね…
私:(ミニマムで75,000円で、状況によってはすごい額になる可能性もあるってことよね…)
私:わかりました。大変申し訳ないんですが、いったん入院の予定はキャンセルしてもらえますか?
プ:わかりました。


息子の検査で21万円を払った直後にウン十万円は、正直避けたいところ。。。
なので、いったん入院の予定をキャンセルしてもらった。


数年前に近所のGPで、腰痛で注射を打ってもらったのを思い出す

すっかり忘れてたんだけど、KLに来てから何度か、腰痛で注射を打ってもらったことがある。

上のnoteの時点で3回目っぽい。すっかり忘れていた。

この2021年9月に注射を打ってもらったパネルが、今回座骨神経痛の一番最初にかかったパネルなんだけど、綺麗さっぱり忘れていた。こんなにさっぱりわすれるモン???自分の記憶力の低下にびっくりである。

まぁ今更ながらこれを思い出しただけでも上出来か。

このときは注射を打ってもらい、薬をいくつか処方してもらったんだけど、注射をうってもらったあとにすっかり痛みは消え失せたようだ。
このときは腰痛、今回は座骨神経痛なので症状は違うとはいえ、まずはGPで痛み止めの注射を打ってもらうのがベターなのではないかな…


国立病院にかかるチャンス??

GPで痛み止めの注射を打ってもらうのとは別に、前からちょっと気になっていたHKL、行く理由ができたかも???
MRIの結果と入院用の紙(上のピンクの)を持っていき、HKLでRFAをお願いしたらいくらになるか聞いてみるのもいいかもしれない。

※HKLが気になっている件はここで少し言及してある。

いきなり知らない病院に息子を連れて行くよりも、まずは自分が体を張るべきなのでは、と思っていたのでちょうどいいかもしれない。


まずはプリンスコートの整形外科にもう一度行ってみよう

とまぁ、GPかHKLでなんとかなるならなんとかしてもらってもいいかも、とも思いつつ、まずは今かかっている整形外科で保険の範囲で済むのならばそこでお願いしたいよね。

というわけで、整形外科の先生のところに改めて診察の予約を入れて、次の内容を確認することにした。


  • RFAが保険適応外の場合、痛み止めの注射だけを打ってもらうことは可能か(処置の内容からして、痛み止めの注射に加え、RFA、、、なのかなと読めた。そのRFAだけがもし保険適用外なんだとしたら、痛み止めの注射は保険適用になるのでは、という想定)

    • それがもし日帰り入院レベルの話だったら、日帰り入院扱いで保険申請を再度することは可能か

    • この場でサクッと打ってもらえる痛み止めなら、かつお値段によっては、今この場で打ってほしい。その上でしばらく様子をみたい。

  • どうしても「ラジオ波熱で焼灼し、過敏状態を治す手術」がマストな場合、または手前に書いた痛み止めの注射を打ったあとも改善しない場合、8月9日のMRI結果をベースにRFAを実施できる期限はいつか。※あまり遠い先になりすぎると、「MRIもう一度取り直さないと正しい診察ができない」と言われかねないので。通院保険の枠があとRM500くらいしか残っていないので、可能な限りMRIはしばらく取りたくない、という事情もある。



そもそもの「保険適用範囲」を知るべきなのでは?

↑で保険会社との電話のやりとりを書いた際は話がそれると思って省いたんだけど、そもそも保険会社が保険の適用範囲についてもう少しわかりやすい資料を出してくれれば良くない?と思い、その件を突っ込んでみた。

私:保険の適応範囲について、もう少し詳しい資料もらえませんか?手元のだと、入院はなんでも適用されるように読めるんですが
保:あいにく、ご提供している資料のみでして…
私:じゃぁ別のプランで保険が適用されるかどうかは、GLを申請するしかないってことですか?
保:そうなります。

ちょwww
雑すぎるwww

まぁあれこれ具体的に書きすぎると、悪用されるリスクもあるのかもなー。しらんけど。


というわけで、私の「座骨神経痛のための入院」はいったん白紙になった。
この件、次の進捗は9月4日(月)の予定。
Xまたはnoteでまた進捗報告しますんで、気になる方は楽しみにお待ちください。

保険申請リベンジした!通った!

9/4に先生に会いに行き、治療内容を変更して保険申請することにしたら通りました!よっしゃ!


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