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あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

うつ病で療養休暇・休職となって、約11か月。

とうとう、復職プログラムが始まりました。

と言っても、今のところは週に3回、職場に行って2時間滞在するだけ。
完全なるお試し期間です。
通勤手当は出ないし、プログラム中に怪我しても補償はありません。

私の職場の復職プログラムの場合、初期段階は、通勤トレーニングと職場に居ることに慣れる、この2点を重視しているそうです。

昨日、プログラム初日で、さっそく行ってきました。

最初に上司との面談です。

「ゆにさん。焦らなくていいから。まだ休職期間だから、働こうとしないで。まずは、通うことと職場にいることに慣れるのが大事です。ぼーっとしてても、誰も文句言わないから。というより、言わせません」

さすが上司。
私のことをよくわかっていて、先回りして忠告してくれました。
職場内にも、私が復職プログラムに入ることを事前に連絡してくれているようで、同僚も「焦らないで」「無理しないで」と声をかけてくれます。

復職プログラムにあたって、細心の注意を払ってくれていることに感謝です。

なので、私も無理をしないようにしなければ。

と思っているのに、やはり仕事できる環境だからでしょうか。急に頭が働き始めて、あれやこれや考えてしまいます。

「もうすぐ9月だから、あの予算の執行状況を見ておかなくては」
「この処理は今どうなっているだろう」

職場内の書類やデータに目を通していたら、根詰めて作業をしていると勘違いされて、心配される始末。周りを焦らせては申し訳ないので、とりあえず手元の書類を眺めてやり過ごしました。

気が付くと、退勤時刻が迫っています。
はやい。時が経つのはあっという間!

上司に「終わる5分前ですよ」と声をかけられ、慌ててデスクを片付けて、時間通り職場を出ました。

帰りの電車の中で、良かったことと反省点を考えました。

良かったこと

  • 職場に行けた

  • 通勤電車でめげなかった

  • 元気よく挨拶できた

  • 2時間滞在できた

  • 集中できた

反省点

  • 気持ちばかり焦って、つい仕事に手を出しそうになった

  • 2時間ぶっ続けてしまい、休息時間を取れなかった

帰ってきたら、緊張して張っていた気持ちが緩んで、疲れを感じました。

自分ではギアを上げていないつもりでしたが、想像以上にギアが上がっていた様子。これはいかん。軌道修正が必要だ。

あくまで復職プログラムの目的は、私を今すぐ働かすことではなく、私が働けるレベルまで回復すること。せっかく上司が環境を整えてくれているのに、私が目的をはき違えてはいけないと改めて感じました。

元来のせっかちな性格が、強く出てしまいました。

「あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ」

焦りは禁物。

復職への助走は、始まったばかりです。

#66日ライラン

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