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どんなことでもできる。自分で邪魔をしなければ。

メリー・ポピンズといえば、

ディズニーの中でもちょっと独特な世界観の作品。

3年前くらいに数十年ぶりの続編映画が出たことでも話題になりましたね。


映画も良いのですが、個人的にダントツにおすすめしたいのが

ミュージカル版なんです。


2004年にウエストエンド(ロンドン)で初演されたこの作品。

日本では、2018年に初めて日本人キャストで上演されたのですが

まあこれがとにかく素晴らしいものでした。


華やかな舞台装置。色鮮やかな衣装。目を引く振り付けの数々。

映画の中で、メリーが子どもたちに魅せる魔法が

そっくりそのまま目の前に現れたかのようで

まるで子どもに戻ったかのように夢中に。

あれほど劇場を後にするのが惜しい、と思った作品はありません。


そして何より、

時に台詞で、時に歌で紡がれるメリーポピンズの言葉たちが

当時も、いまも私をたくさん支えてくれています。


特にこのnoteのタイトルのフレーズは私のお気に入り。

”Anything Can Happen” という曲の一節で、

オリジナルの英語歌詞ではこう歌われています。

Anything can happen if you let it

これを「どんなことでもできる、自分で邪魔をしなければ」と訳すセンスが、
もう、たまらなく素敵。



それにしても、この言葉。

一瞬きれいごとにも聞こえそうなものですが、

メリーポピンズの歌声に乗ると、
不思議とすんなり入ってくるんですよね。


なぜだろう、と何度か考えを巡らせるうちに、

一つ、気づいたことがありました。

メリーポピンズは、
自身に対して絶対的な自信を持っているけれど、

同時に、周りの人々に対しても
「あなたの力を信じている」という
揺るがない思いを持っているのです。


だからこそ、メリーに接した人々はみな「どんなことでもできる」と

素直に信じられるのでしょう。

そして、その様子を見守る観客にもまた、
「もしかしたら私にも、」と

そう思わせてくれるのかもしれません。

自分が自分を信じることと同じくらい、

自分の可能性を心から信じてくれる人の存在って大事なんだな、と改めて感じます。



どんなことでもできる。自分で邪魔をしなければ。


くじけそうなとき。投げ出してしまいたくなるとき。

今までもそうだったけれど、これから先も、

そんな瞬間に寄り添ってくれる言葉になりそうです。




ロンドンでは今年5月に、
このミュージカルの上演が予定されているそうです。

このような状況下で、
長らく舞台の幕が下りたままだったロンドンですが

きっと幕が開いた暁には、
多くの人々に幸せと希望をもたらしてくれる

そんな舞台になることでしょう。


飛んでいきたいのはやまやまなのですが、
この情勢ではそれもなかなか叶いそうにないので、

どうか無事に幕が上がりますようにと、そう願うばかり。


そして日本でも近いうちに、
また上演してもらいたいものです。



どんな舞台なの?と思った方へ、以下をぜひ。

▼イギリス公演のプロモーションビデオ。Anything Can Happenが一部流れるシーンがありますよ♪


▼日本版は残念ながらあまり映像がないのですが、こちらが残っていました!

メリーポピンズ役は平原綾香さん、濱田めぐみさんがダブルキャストで務められました。

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