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馴れ初めを綴ってみました①

人生は選択の連続である、と言うけれど。
選択は、思わぬ偶然を呼ぶことがある。

今日は、そんな偶然から始まった、
私と彼とのお話を。

いわゆる「馴れ初め」というやつを
綴ってみようと思う。

写真に惹かれてバルセロナ

あれは2年ほど前のこと。

夏休み、ヨーロッパに行こう!と決めて、
有給休暇を申請。もらえたお休みは1週間。


とりあえず2ヶ国はいきたいなあ、と
あれこれ検索していると、

パッと目に入ってきたのが、
ポルトガルの街並み。

「魔女の宅急便」を思わせるような、
なんとも可愛らしい景色がそこにあった。

感じたときめきのままに、「ここに行こう!!」と即決した。



さて、そうと決まれば、
考えるべきはもう1ヶ国。



第一候補はイタリア。

「ローマの休日」に「ジュリエットからの手紙」。
私の大好きな映画たちの舞台を訪れることは、ずっと夢だった。

しかし、移動に時間がかかることもあり
今回は全て回るにはとても日数が足りないということで、断念。



ポルトガルに近い国となると…スペイン、か。



地図を見ながら、「スペイン 観光」で検索すると
「マドリード」「バルセロナ」の文字が目立つ。ふむふむなるほど。


マドリードの方がポルトガルには近いし、そっちにしようか。
でもバルセロナも有名だし捨てがたいな、と

優柔不断ぶりを盛大に発揮しながら、
観光スポットの写真を眺めていたら。



表示されたガウディ建築の数々に、目が止まった。


なんて、美しいんだろう。



その中でも特段、心奪われたのが
「サグラダ・ファミリア」の写真だった。


有名な建造物ということと、
建築に大変時間がかかっているということしか知らなかった無知な私が、
その写真1枚に、ものすごく惹きつけられたのだ。

そう、その昔、
「サグラダファミリア」=「桜田家」だと思っていた自分を
本気で殴りたいほどに。




決まり!もう一つの行き先はバルセロナにしよう。




それからホテルとフライト、それから各種ガウディ建築の入場チケットを手配して。
あとはフライトを待つのみ。 


…だったのだが。

まさかの台風到来


なんとびっくり。
フライトが近づいていたある日、
「日本列島に大型台風が接近中」との
ニュースが出たのである。

再接近するのは見事にも、
私のフライト当日だというのだ。

キャンセルになったらどうしよう。
キャンセルになったら次はいつ飛ぶんだろう。
どうにもならなかったら、バルセロナは諦めてポルトへ直行?などと
あらゆる心配事が頭を巡る。

当日なんてもう落ち着いていられたものじゃなく。
困り果てていたところに、
利用予定の航空会社から連絡が入った。

台風を避けるため、出発時間を早めます!


驚いたことに、本当は深夜発だった便が、
数時間繰り上がるというのだ。

幸いその日は土日。仕事の心配もない。
行ける!!!


離陸を早めてもキャンセルになる可能性はあったけれど
もう飛ぶ可能性に賭けるしかない。


余裕を持って空港へ向かう。

チェックインなど諸々の手続きを済ませながら、
外の様子を伺うと、
明らかに雨足がどんどん強まっている。

どうか、間に合ってくれ…!と
もう祈るような気持ちでカウンターに並ぶ私。
その場にいた人たちは皆似たような面持ちだった。


その後も、いつ表示が「欠航」に変わるかドキドキしながら、
荷物検査に出国審査を経て、出発ゲートへ。


搭乗時間になり、搭乗ゲートが開くと、
一様に皆ほっとした表情になった。 

ここまでくれば、多分、行ける。



そして数十分後、離陸のアナウンスが流れ。


降りしきる雨のなか。
ようやく、私はスペインへ旅立ったのであった。




というわけで。
彼との話は出てこずに前編、終了です(笑)

いやほんと、波乱の幕開けでした…(遠い目)



彼との出会いはこれから綴っていきます。

そして、初めての試み。
続編は一部有料記事にさせていただく予定です。ドキドキ。。


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