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私の音楽的ソウルメイトはどこにいる?

先週末、はま寿司で女子会をしていて「長続きする結婚相手の条件は」という話題になったとき、あーだこーだと意見を交わした後、「好きなモノより嫌いなモノが一致する相手の方が、関係は長続きする」という意見に、最終的に全員が落ち着いた。

苦手な人間のタイプ、政治的信条、ライフスタイル、食べ物の好み、嗜好品etc…好きなものと嫌いなものをヒアリングしていったらキリがないが、そんな中、優先順位が低いようで意外と高いものがある。それは、音楽の趣味であると私は思う。
共同生活を始めたら、パートナーの聴く音楽は程度の差こそあれ自分の耳に入って来るし、相方が「ムードを盛り上げよう!」としてかけた音楽が、自分の琴線に触れないもの、むしろ不快なものであったなら、その人の事がいくら好きでも、「ああ、彼(彼女)とは同じ世界観を共有できないのだな」と一種の諦めに近い感情が生まれてくる。

私が好きなとある漫画家さんはとてもまめな仕事をする人で、単行本のあとがきに作業BGMのリストを載せているので、読んだついでにその曲を検索してみたりするのだけれど、これがまたおそろしいほど自分の趣味に合わない。カスりもしない。彼が描く世界観は凄く好きなのに。
また別の好きなYouTuberさんが推しているバンドも、私にはサッパリ良さが分かららず、いくら聴いても「あんなのの何処が良いのかしら…」以上の感想が思い浮かばない。

私は流行りの曲もよく聴くし、マニアックな曲も知らないし、それほど変わった趣味の持ち主ではない…にも関わらず、周囲の人々とことごとく音楽の趣味が合わない。夫はレゲエやスカが好きで、朝からまったりレゲエなどかけられたら、「労働意欲がなくなりそうな曲ね…」と厭味のひとつも言いたくなるし、スカのつんざくようなラッパの音はすぐに耳が痛くなるので、「悪いけど、少しボリュームを下げてくれない?」と頼むことになる。当然、言われた方は良い気がしない。

そんな中、唯一望みがあるのは自分の息がかかった息子(文字通り)で、自分の好きな曲を聴かせて育ててきたこともあって、彼がふと歌い出した鼻歌が、今私の脳内で再生されている音楽と同じなんてことがよくある。実家に住んでいた頃は、妹がこんな感じだった。ということは、幼少期から一緒に住んで影響を与えていないと、音楽の趣味は似て来ないのか(´・ω・`)。
夫とは二十歳を過ぎて出会った訳だから、そもそも土壌が違うし…。

40年以上生きてきて、「私たちって、音楽の趣味がぴったりね!」という人には未だに出会えていないのですが、このブログの末尾に、私が最近よく聴いている曲のリンクを貼っておきますんで、「あれ?趣味合うじゃん!」という方がいらっしゃったら、コメントなど下されば、当方、跳んで喜びます。


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